日銀は、バブル崩壊後の低調な国内経済の回復のために、1995年来、もはや四半世紀以上に渡って異常な低金利政策を続けている。が、まったく結果が出ていない。それどころが、それこそが「失われた30年」の元凶であり、氷河期世代の、そして、いまの若者の人生の破壊者なのではないか。 たしかに教科書では、低金利にすれば、貯蓄よりも消費にカネを回したくなって、景気が刺激される、ということになっている。だが、それは、所与