北朝鮮の社会主義憲法は、70条で職業選択の自由について定めている。公民は労働に対する権利を有する。労働能力のあるすべての公民は、希望と才能に応じて職業を選択し、安定した職場と労働条件を保証される。公民は能力に応じて働き労働の量と質に応じて分配を受け取る。だが、現実の北朝鮮は異なる。就職は「配置」と呼ばれ、本人の希望はある程度考慮されるものの、基本的には、上からあてがわれた職場に勤めなければならない。