2000年代初頭、金正日総書記の一言から始まった北朝鮮での二毛作。だが、初夏に麦を収穫した後で、稲を植えるその農法は、冬の到来が早い北朝鮮では現実的ではない。結局、トウモロコシを植えて、同じ畑に時間差でジャガイモや麦を植えるという「混作」が行われている。農業生産の増大を狙ってのものだが、土壌を酷使するこのやり方はうまくいかなかったようで、国営メディアもいつしかあまり取り上げなくなっていた。ところが、金