災害時に打ち出される被害者救済策というものは往々にして「緊急ゆえに穴だらけ」という問題点があるものだ。そうした緊急救済策の穴に乗じた「火事場泥棒」的な行為が発生することは昔からある程度はあり、政策検討者もある程度は仕方ないと割り切っているものだ。とはいえ昨今のそうした行為には、一握りの「もともと悪質な輩」の振る舞いとばかり言えないほどの拡がりが見られるという特徴がある。スマホとSNSの普及のせいで具