「書かないといられなかった」という理由からエッセイを書き出し、出版社に。53歳の女性が人生の折り返しから見た自分の半生、家族、友人たち、そして時代の流れ。波留雅子さんの執筆したエッセイ集『ママ、遺書書きました』(幻冬舎刊)は、今を生きる一人の女性の姿がそのままに書き綴られている。女性にとってアラフィフという年代は、ひと段落のとき。子育ても親の介護も落ち着いて、母や娘といった役割を一度降ろし、これから