学校の授業で必ず習う『古事記』と『日本書紀』は、日本の古代史を知るには欠かせない史料となっている。そんな『古事記』と『日本書紀』について、『古事記と日本書紀謎の焦点』(瀧音能之著、青春出版社刊)では、日本古代史、特に『風土記』を基本史料とした地域史の研究を進めている駒澤大学教授の瀧音能之氏が、『古事記』と『日本書紀』は古代日本の真実をどこまで明らかにしたのかを「記・紀」を通して読み解いていく。■