日本映画で初のキスシーンを演じた男優が大坂志郎さん。ドラマ「大岡越前」などで活躍した昭和の名脇役にそんな一面があったとは意外である▼出演作は「はたちの青春」。終戦直後の1946年のきょう公開された。大坂さんの感想が面白い。「接吻(せっぷん)とは消毒臭いものでした」。カメラに映らぬよう、ごく小さなガーゼにオキシドールを染み込ませ女優の唇との間に挟んだとか▼驚くことにこのシーンは連合国軍総司令部(GHQ)