濱田龍郎(74)は「人たらし」である。頭にバンダナを巻き、身体になじんだ紺の作務衣をまとって顔中をくしゃくしゃにして笑う。誰にでも語りかけ人の目をまっすぐに見て、その話に耳を傾ける。そして最後に必ず言うのだ。【写真】「人たらし」濱田龍郎の半生、側にはいつも笑顔の人の輪がある「大丈夫、心配せんでよか」「わかった、気にせんでよかよ」濱田の肩書は熊本で1999年に第1号認証されたNPO法人『ボランティア仲間