「労働は商品にあらず(Labour is not a commodity)」は、1944年のフィラデルフィア宣言にある大原則だ。労働者は売買の対象ではなく、生産のための手段・ツールでもない。資本家・経営者は、ひどく低い賃金、劣悪な労働環境、生活を犠牲にするような長時間労働などを排し、労働者を人間として尊重し、処遇しなければならないという考え方である。ワークライフバランス、ダイバーシティ、同一賃金同一労働など、昨今話題になって