カラスやシカ、イノシシ、サルといった野生鳥獣が、農家が手塩にかけて育ててきた農作物を、出荷直前に食べてしまう。その被害額は、年間で約200億円。全体の約7割は、シカ、イノシシ、サルによる被害だという。【写真】山の中で罠を仕掛ける興膳さんと安田さん他環境省と農林水産省は、2011年の段階で約94万頭いるイノシシを、2023年には約50万頭に減らす捕獲目標を掲げている。野生動物と人間の共存対策の前線に立つのは、