夏河を越すうれしさよ手に草履蕪村旅に出たい!知らない川に裸足でじゃぶじゃぶ入りたい!池澤夏樹=個人編集《日本文学全集》(河出書房新社)第18回(第2期第6回)配本、第12巻『松尾芭蕉 与謝蕪村 小林一茶 とくとく歌仙』。江戸俳諧の3大スターのベスト盤に、平成期の連句を加えたコンピレイション的な1冊。この本は冒頭の『おくのほそ道』から順に読んでいくのもいいけれど、もうひとつお勧めのやりかたとして、本巻の