フィナーレが迫ってきた「昭和元禄落語心中」、第10話は有楽亭菊比古の一人立ちと落語家としての覚醒を描き、現代編へつながる1話だった。雲田はるこの原作では第4巻にあたる部分である。本題に入る前にファンの方には朗報を。第2巻が来週3月26日に発売になる。収録分は第2、3話だ。ご記憶だろうか、第2話の冒頭では、子供時代の菊比古と助六が登場し、どちらが先に入門するかで門前で小競り合いを繰り広げていた。あのとき助