「この経験は、綱取りにも生きてくると思います。冷静になるために必要なのは、ひとつひとつのルーティン。こうしていろんな経験を積むことが、本場所にも活かせるんじゃないかな、と」。初場所において日本出身力士として10年ぶりの優勝を果たし、三月場所で綱取りを目指す大関・琴奨菊。綱取りを前に「妻取り」にも成功し、先日、豪華披露宴を挙げたばかり。今、日本のアスリートでもっとも「心技体」が充実した男、といっても過