今回も★で本命度を表しますが、作品の評価とは必ずとも一致しないことをお断りしておきます(5点が最高。☆は0.5点)。■青山文平『つまをめとらば』青山は第152回の『鬼はもとより』が最初に候補となった作品で、これが2回目である。しかし第154回直木賞は、これ以外の候補作がすべて初お目見えという意外な事態になったため、期せずして『つまをめとらば』シフトという形になった。しかも青山以外は、すべて女性作家の作品で