現在、衆議院と参議院は一票の格差が広がり過ぎて最高裁から違憲状態と指摘されている。そんな状態ながら、2014年12月には衆議院選挙は実施された。政治に馴染みがないとわかりづらいが、最高裁の判決は「違憲状態」であり、「違憲」ではない。「違憲」との判断が下れば、2014年の選挙は無効になる。そうした混乱を避けるために、最高裁はあえて温情を込めて「違憲状態」に判断をとどめたともいわれる。それだけに一票の格差