秋田県内に店舗を構える菓子店として初、くら吉が台湾・高雄「漢神巨蛋購物廣場」に常設店をオープン~秋田発の創作菓子ブランドが台湾の百貨店系商業施設へ本格進出。秋田の素材と菓子文化を、台湾へ継続的に届ける

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株式会社ゆう幸

株式会社ゆう幸(本社:秋田県秋田市御所野下堤3-2-3、代表取締役会長兼社長:佐々木幸生)が運営する、秋田県・角館発の創作菓子ブランド「くら吉」は、2026年9月17日、台湾・高雄市の「漢神巨蛋購物廣場」地下1階に、海外1号店となる常設店舗「くら吉 高雄 漢神巨蛋店」をオープンしました。

現地法人の設立、出店契約を経て実現した今回の出店は、くら吉にとって初の海外常設店舗となります。また、秋田県内に店舗を構える菓子店が、台湾の百貨店系商業施設に常設店舗を出店するのは初めての事例となります(※当社調べ)。



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9月17日に行われた開幕セレモニーのテープカット風景

くら吉 高雄 漢神巨蛋店が開店

2026年9月17日、高雄を代表する商業施設の一つである「漢神巨蛋購物廣場」の地下1階に、「くら吉 高雄 漢神巨蛋店」がオープン。開店直後から来店客が続き、売場には列ができました。


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また、当日は漢神百貨主催によるオープニングセレモニーが開催され、多数のメディアが取材に訪れました。式典では、出店に携わった関係者への謝辞と、台湾での新たな挑戦への思いを佐々木会長兼社長がスピーチで述べたほか、テープカットも行われ、華やかに新店舗の門出を祝いました。


店頭では、「KURAKICHIあきたフルーツクッキー缶(台湾アソート)」をはじめ、「善兵衛栗 マロンウィッチ」などの定番商品、台湾向けに開発したオリジナルケーキ4種など、常時14品目を展開しています。


オープンに先立つ9月12日には、漢神巨蛋のVIPルームにて、台湾の茶ブランド「王紱傳(ワンダーチュアン)」とのコラボレーションによる試食会を開催しました。くら吉の菓子と台湾茶を組み合わせた提案を通じて、ブランドの世界観や秋田の素材の魅力を来場者に紹介しました。

なお、9月19日には、漢神本館VIPルームにて同様のコラボレーションイベントを開催します。


今回の台湾出店について、佐々木会長兼社長は次のように語っています。

「この度の台湾進出に際しましては、多くの皆様からご期待をいただいてきました。その期待に応える責任を重く受け止めています。台湾で店舗を構える以上、品質はもちろん、売場づくりや接客に至るまで、これからは自分たちの手で責任を持って維持し、育てていかなければなりません。

秋田・角館で培ってきたものを大切にしながら、台湾のお客様にも『くら吉』を知っていただき、秋田の素材や菓子文化の魅力を感じていただける店にしていきたいと考えています。台湾を新たな拠点として、秋田と世界をつないでいく挑戦を続けてまいります」



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代表取締役会長兼社長 佐々木幸生

4月の始動から開業へ

くら吉は2026年4月、台湾・高雄での常設出店に向けて現地法人の設立準備に着手したことを公表しました。日本貿易振興機構(JETRO)秋田による市場調査支援、秋田銀行台北駐在員事務所による出店先選定の助言、株式会社あきぎんキャピタルパートナーズおよびアグリビジネス投資育成株式会社によるエクイティ投資、株式会社日本政策金融公庫による融資と、複数の関係機関が役割を分担して準備を支えてきました。


「出店先である漢神巨蛋購物廣場は秋田銀行台北駐在員事務所の紹介で出会い、国内で松屋銀座や阪急うめだなど各地域で競争優位にある百貨店に絞って売場を持ってきたのと同じ基準で選びました。現地法人設立や輸出入手続きなど、外資として求められる手続きを一つずつクリアしながらの準備でした」


その後、現地法人「藏吉股份有限公司」を設立し、漢神巨蛋購物廣場との出店契約、現地スタッフの採用、物流体制の構築を進め、開業に至りました。


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くら吉 高雄 漢神巨蛋店

常設という選択

2026年2月くら吉は、高雄で開催された日本物産展に出店し、どら焼きや大福の実演販売を行いました。会場では商品への反響に加え、使用している秋田の素材そのものにも関心が寄せられました。


台湾では、春節や中秋節など、年中行事に合わせた贈答需要が根付いており、百貨店でも季節ごとにギフトを提案する売場が展開されます。こうした市場特性も踏まえ、くら吉は一時的な催事ではなく、年間を通じて商品と素材の魅力を伝えられる「常設」という形を選びました。


「催事は期間が終われば売場がなくなります。常設店であれば、季節ごとに商品を入れ替えながら、同じ場所で継続して素材の背景を伝えることができます」。

そう語る佐々木会長兼社長が、台湾出店において重視したのは、「日本産」というだけではなく、その先にある素材の物語を伝えることでした。


「日本産であることだけで売れる段階は過ぎています。台湾の市場はより品質を求める方向に動いていて、秋田のどこの誰が作った素材を使い、どういう菓子なのか。それが伝わることを前提に、商品も売場も作ってきました。その積み重ねによって、台湾のお客様に「くら吉」というブランドを知っていただくことにつなげていきます」と、佐々木会長兼社長。


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2月に行われた日本物産展の様子



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台湾展開商品イメージ写真



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KURAKICHIあきたフルーツクッキー缶(台湾アソート)



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KURAKICHIあきたフルーツクッキー缶(あきた北限の桃アソート)

台湾の文化と秋田の素材をつなぐ商品展開

商品展開で中心となるのは、「KURAKICHIあきたフルーツクッキー缶(台湾アソート)」です。台湾の文化において「長寿と繁栄」の象徴とされる桃をかたどったクッキーや、縁起の良い赤色を意識したクッキーを詰め合わせています。

あわせて「KURAKICHIあきたフルーツクッキー缶(あきた北限の桃アソート)」や、善兵衛栗 マロンウィッチなどの定番人気商品も並びます。

味や製法は日本と同じで、素材も変えていません。

佐々木会長兼社長は次のように説明しています。

「北限の桃は秋田の実りですが、台湾では桃が長寿と繁栄の象徴とされます。赤も縁起の良い色とされている。素材を変えたのではなく、秋田にあるものが台湾で意味を持った、という組み方です」。

さらには、台湾向けに開発した台湾ケーキ4種(台湾バナナケーキ、台湾パイナップルケーキ、台湾ティーケーキ、台湾愛文マンゴーケーキ)などを取り扱います。



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台湾バナナケーキ



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台湾パイナップルケーキ



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台湾ティーケーキ



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台湾愛文マンゴーケーキ

素材の背景と、そこにある考え

くら吉が使う素材は、生産者との関係のなかで選んできたものです。化学肥料不使用・温湯処理出荷などを行う、秋田県仙北市西木にある赤倉栗園の「善兵衛栗」、秋田県上小阿仁村のたじゅうろう農園で栽培される食用ほおずき「コアニスイーツホオズキ」、産学連携でブランド化を進める秋田県産キイチゴ「あきたフランボワーズミニョンヌ」。

台湾の店頭では、繁体字のリーフレットやSNSを通じて、これらの素材がどこで誰によって育てられたものかを伝えています。台湾事業は販売拠点であると同時に、産地の価値を伝える発信拠点でもあります。

「秋田の素材が海外で評価され、その価値が地域に循環する流れをつくっていきたいと考えています」



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大きいものは赤ちゃんの握り拳ほどにもなる善兵衛栗

地方ブランドの海外常設展開として

くら吉は2005年に角館で創業し、現在は松屋銀座をはじめ全国8店舗を展開しています。地方の菓子ブランドが首都圏の百貨店に常設売場を持つこと自体が容易ではないなか、今回、その先となる海外初の常設店を台湾・高雄に構えました。

「日本の創作菓子ブランドとして、海外に自社の常設売場を持ち、自社で運営するというのは、くら吉にとって初めての挑戦です。秋田の素材で外貨を稼ぎ、それを地域に返す。その循環を太くしていくことが展望です」

台湾進出にあたっては、JETROや秋田銀行台北駐在員事務所をはじめ、金融機関など多くの関係機関の支援と協力を得ながら準備を進めてきました。そうしたつながりを力に変え、今回の常設店という新たな一歩につなげました。

これからは、台湾で秋田の素材を使った菓子を継続して届けながら、秋田の魅力を海外へ発信し、地域へ還元する新たな循環を育てていきます。


※)当社調べ。2026年8月27日現在。公開情報および関係機関(秋田県観光文化スポーツ部 県産品振興課、あきた企業活性化センター)への照会に基づく。「秋田県内に店舗を構える菓子店による、台湾の百貨店系商業施設への常設出店としては初」を指します。


■店舗の概要

⑴店 名:くら吉 高雄 漢神巨蛋店

⑵業 態:菓子販売店

⑶出店場所 :高雄市左營區博愛二路777號 漢神巨蛋購物廣場 B1F

⑷営業時間 :11:00~22:00(金・土・祝前日は、22:30まで)

⑸出店面積 :14.31㎡(約4.3坪)

⑹営業開始日:2026年9月17日(木)

⑺コンセプト :「くら吉」は、みちのく小京都角館に店舗を構える菓子店です。厳選した素材のみを使用し製法に工夫をこらした、職人による手作りの菓子にこだわっております。秋田・角館の風土・歴史・文化を踏まえ、菓子の新たな可能性を追求するとともに、皆様に喜ばれる菓子作りを行なっております。ブランドコンセプトとして「旬・菓・創 くら吉」を掲げ、秋田県産の善兵衛栗やコアニスイーツホオズキなどのこだわりの地域素材を活かした創作菓子を展開しています。