首都圏を中心とする私立大学に2014年春入学した下宿生の仕送り額は前年度より500円少ない8万8500円で、1986年の集計開始以降、過去最低を更新した。東京地区私立大学教職員組合連合(東京私大教連)が2015年4月3日、調査結果を発表した。

ピークだった1994年の12万4900円から3万6400円減った。一方、家賃の平均は前年度より700円増の6万1600円で、仕送り額に占める家賃の割合は過去最高の69.6%となった。仕送り額から家賃を引いた生活費は1日当たり897円で、初めて900円を割った。

調査は2014年5〜7月に実施。茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川の5都県にある14大学の新入生保護者4273人から回答を得た。