NMB48アリーナツアー2/18 愛知県体育館 2日目リポート

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【AKB48グループLIVE速報】

●NMB48アリーナツアー 2015年2月18日 愛知県体育館 2日目

 NMB48の初のアリーナツアー『NMB48 Arena Tour 2015 〜遠くにいても〜』の愛知県体育館でのコンサートが2日目を迎えた。どんなコンサートになるかファンもワクワクしているところ、会場に開演前の影アナが流れてきた。前日は薮下柊の影アナで、会場は一気にヒートアップしたのだが、今回の影アナの担当は渋谷凪咲だ。薮下とともに次世代エースと名高いメンバーであり人気も高い。そんな渋谷の声が会場に流れると、前日以上の声援があり、渋谷の人気の高さを感じさせてくれた。そんな渋谷はAKB48とNMB48を兼任している柏木由紀の『夜風の仕業』を歌ったのだ。しっとりと聞かせる難しい曲ではあるが、渋谷らしさが存分に表現できていて、柏木とは違った世界観を出してくれた。実は渋谷はNMB48加入前から柏木の大ファンだったらしく、しかも渋谷が歌った『夜風の仕業』が一番好きな曲であり、この曲をNMB48のステージで歌うことが夢だったという。その夢がこのステージで実現したのだ。

 渋谷のように若手が突き上げてきているNMB48だが、この4月に卒業が決まっている山田菜々の存在も侮れない。今回のオープニングの曲を山田がソロで歌い、このコンサートのスタートを切ったのだ。歌った曲は中森明菜の『少女A』。この曲は山田がNMB48のオーディションの時に歌った曲であり、山田にとって原点となる曲である。さらに山田は『ジッパー』『となりのバナナ』とコミカルな曲から『友達』『太宰治を読んだか?』などの聞かせるナンバーまで歌い、全体曲を含めると10曲以上も山田が歌っていたのである。その中でも山田の一番の見せ場となったのはアンコールでの歌唱だ。

 アンコールの1曲目に山本彩と2人で歌った『友達』、2曲目は山田と同じく4月に卒業する村上文香と2人で『タンポポの決心』を歌うのだが、村上は何とピアノの弾き語りをしてファンを驚かせてくれた。曲のサビになると山田と村上と同じチームMのメンバー全員がステージに登場して、チームMメンバーできっちりと歌い上げた。さらに山田劇場は続き、アンコール3曲目には『太宰治を読んだか?』を山本彩と上枝恵美加と一緒に歌ったのだ。この曲のオリジナルメンバーは、山田と山本とかつてAKB48と兼任をしていた横山由依の3人だが、横山の代わりに上枝が入ったのだ。横山に比べて役不足と思うファンもいるかもしれないが、上枝が入ったことに大きな意味がある。上枝はチームB?のキャプテンである。さらに言うと山本がチームNのキャプテンであり、山田がチームMのキャプテンという現行のチームキャプテン3人が揃って歌う今までにありそうで無かったことである。

 これまでのアンコール曲は、しっとり聞かせる曲が続いていたが、山田がセンターを務める3月31日に発売される新曲『Don't look back!』を披露。そして最後はNMB48にとって初のオリジナルソングであり、NMB48の原点でもある『青春のラップタイム』をファンとともに歌いコンサートの幕は閉じた。しかしここで終わるはずが、何とダブルアンコールとしてメンバーは、再びステージに戻ってきてくれたのだ。ここではNMB48の結成当時から歌い続けられているファンの間ではお馴染みのご当地『NMB48』を歌い、さらにダブルアンコールにも関わらず、白間美瑠と矢倉楓子のダブルセンターとして話題になった『イビサガール』を歌いファンを歓喜させてくれた。

 大阪を皮切りにスタートした東名阪アリーナツアーだが、この日をもって名古屋のコンサートが終了し、残すは2月25・26日の日本武道館だけになってしまった。東京ではこれまで以上の素晴らしいパフォーマンスを披露してくれると思うが、最後はきっとファンが予想すらできない何かを見せてくれると思うので、東京でのステージに期待を持ちたい。むしろイイ意味で期待を裏切ってもらいたい。

Report by Bremen ohshima