安室奈美恵と名乗れない!? 所属事務所とドロ沼バトル
2014年8月に発覚した歌手・安室奈美恵(37)の所属事務所からの独立騒動が、さらにドロ沼化している。12月25日発売の『週刊新潮』(新潮社)は、所属事務所が「独立するなら安室奈美恵の名前は使わせない」として、同年7月に「安室奈美恵」を特許庁に商標登録出願していたと報じた。
ことの発端は5月、安室が個人事務所を設立したいと言い出したこと。これに安室の育ての親といわれる平哲夫社長をはじめ、所属事務所側は激怒。安室は8月に一度は謝罪文を送ったというが、平社長は反論文を返し、現在もこう着状態が続いている。
しかし「安室奈美恵」の商標登録は、安室本人の承諾がなければ不可能。そのため結局は出願を取り下げたという。こうなることは、もちろん所属事務所は承知の上だったが、本気で怒っているという“意志”を端的に表した恣意行動だったようだ。
これからの仕事は何も決まっていない!?平社長は安室を実の娘のように大切に育て上げブレークに導き、“安室の東京の父”とも呼ばれた。
「平社長が2001年、ライジングの巨額脱税事件で逮捕された際には、大手芸能プロが安室獲得に動いたことがあったそうです。強い権力を持つ大手に移籍すれば、この件に限らず色々な面で守ってもらえますし、安泰が約束されるようなもの。しかし、安室は『育ての親だから』と平社長の顔を立て、移籍は拒否したといいます」(芸能ライター)
このエピソードからも、2人の間には深い絆があったと思われていたが……。
「12月7日に代々木国立競技場でマスコミを招いて開催された安室のツアー東京公演にも、いつもなら必ずいる平社長は顔を出さなかったそうです。マスコミの呼び込みなどの仕切りは、まだ所属事務所が請け負っていましたが、明らかに今までとは熱の入れが違いましたね」(スポーツ紙記者)
ツアーは大盛況だったが、これからの仕事はひとつも決まっていないとの情報も。終わりの見えないドロ沼バトル、今後はどうなることやら――。
(取材・文/島本ゆき子)