当たってからでは遅い!急増する自転車当たり屋にそもそも当てられないようにする方法

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最近、急増している詐欺被害があるという。それは自転車への当たり屋だ。もともとは自動車へワザとぶつかって、示談金や保険金をだまし取る手口なのだが、その対象が自転車へ向かっている。
特にエコ意識の高まりから急増している「ジテツウ(自転車通勤)」を狙うことが多い、自転車当たり屋。当てられてしまったほうはとんでもないことになる。そこでロードバイクやクロスバイクでレースにも出る筆者が、そもそも自転車当たり屋当てられない方法を伝授しよう。

●まぁいいかが恰好のねらい目だった
自転車へ当たる手口としてありがちなのが、法律違反をしている人へ向かってである。当たったあとに、「違反していたから!」のようなやり取りで自転車側は何も言えなくなってしまう、または警察に通報しないかわりに示談を迫るというものだ。

●狙われるのは4つの法令違反が大半を占める
それではその法令違反はどんなものがあるのだろうか。それは
・逆走…車道の右側を走っている
・スマホを見ながら…そもそも危険
・音楽聴きながら…注意力が散漫になる
・無灯火…これもNG
の4つが多い。また雨の日であれば、「傘さし運転」もこれらに加わる。そう、当たり屋は、こうした気持ちにうしろめたさのある法令違反をしている人を狙っているのだ。

●ジテツウはスキだらけ、狙われやすい
狙われているのはジテツウが多いというのにも理由がある。ジテツウの場合、スポーツや趣味として走るサイクリストと違い、移動手段としてのみ乗っている。このため、法令順守への意識がサイクリストに比べてあまり高くない。またサイクリストで利用が増えているドライブレコーダーとしてのアクションカム(動画撮影用カメラ)を装備していない自転車や、自転車向け保険に入っていないケースも多い。

ジテツウの人は、自転車の運転においても、サイクリストに比べて運転技量が低い。その上、スマホを見ながら運転、音楽を聴きながらの運転は注意力が散漫になるため、人が出てきても対応が遅くなる。逆走、無灯火も、狙う我側からすれば見つけやすく、狙われやすい。

こうした事故時への準備が、そもそも用意されてないジテツウはスキだらけなのだ。
すくなくとも、4つの法令違反をしないことは、事故に巻き込まれないために実行すべきだ。

●自転車にもドライブレコーダーを付ける
最近の自動車の装備として増えているのがドライブレコーダーだ。まだ一般の利用者で自転車に搭載している人はまた少ないだろう。それも当たり屋の狙いとなってしまっている。

実際に事故に遭った場合、役立つことは自動車でも実証されている。自転車にもアクションカムを装着すれば、ドライブレコーダーがわりに利用することができる。アクションカムは、手頃なものでは数千円で購入できるので手軽で確実な方法でもある。

アクションカムを付けて録画しながら自転車走行をしていれば、当たり屋対策だけでなく、万が一、自動車などとの交通事故にあってしまっても重要な証拠となる。

自転車に対する当たり屋の多くは、自転車側の法令違反を指摘しての示談を狙っている、またドライブレコーダーなどの証拠が無いことを逆手に取り、見舞金や示談金を取ろうとするのである。

レジャー用と思われているアクションカムも使い方によっては、自分の身を守るドライブレコーダーとしても利用できる。そして、それらを活用することで簡単に自転車当たり屋対策もできるのだ。
布施 繁樹