By Kārlis Dambrāns

iPhone 6 PlusのカメラとiPhone 6/6 Plusの両方に搭載されているNFCが、磁石と干渉して誤動作することが明らかになっており、実際にどんな風に誤動作するのかを収めたムービーも公開されています。

Accessories with magnets/metal might interfere w/ iPhone 6 Plus optical image stabilization, NFC on new iPhones | 9to5Mac

http://9to5mac.com/2014/12/14/accessories-with-magnetsmetal-might-interfere-w-iphone-6-plus-optical-image-stabilization-nfc-on-new-iphones/



iPhone 6 Plusのカメラで生じる誤作動は、スマートフォンのカメラに磁石で取り付けるスマートフォン用の交換レンズを取り付けた際に起きる、とのこと。実際に以下のムービーを見ればどんな風に誤動作が起きるのかがよく分かります。

Weird iPhone 6 Camera Glitch! - YouTube

iPhone 6 Plusに取り付けるのはPhotojojo iPhone and Android Lens SeriesのFisheyeレンズ。



これはアタッチメント部分に磁石がついており、iPhone 6 Plusにパチンとくっついてくれるスマートフォン用の交換レンズです。



これを取り付けると……



速攻でiPhone 6 Plusの画面がブレブレに。iPhone 6 Plusのカメラで発生したぼやけてピントが合わなくなる問題以上に画面が揺れまくっています。



より近くの物を写してみてもブレブレ。



レンズを外してみると……



ブレは収まりました。



レンズを取り付けるとカメラが誤作動して揺れまくるようなのですが、こんな具合にレンズを少しだけ浮かせるとカメラの誤作動は収まるようです。



レンズを装着したiPhone 6 Plusのカメラをのぞき込むと、目視でも分かるくらいにカメラのレンズがゆらゆら揺れています。



iPhone・iPad・iPodなどのApple製品向けに作られた製品の印である「MFi」ロゴを取得するには、AppleのMFiプログラムを通過する必要があります。現在、AppleはこのMFiプログラムにて「iPhone 6 Plusのカメラの誤作動を回避するために、アクセサリーに金属や磁石パーツを使用することを避けるように」と各アクセサリーメーカーに通達していることも判明しており、Appleもこの問題を認識しているようです。また、実際にどのような誤作動が起きるのかは不明なのですが、iPhone 6/6 Plusの両方に搭載されているNFCも磁石や金属パーツと干渉するようで、Appleはこのパーツの周りにも金属パーツや磁石の使用を避けるように、とMFiプログラムにて各メーカーに通達しているとのことです。

Appleの認証を通過したアクセサリーが表示できるMFiロゴはコレ。



By Ryoichi Tanaka

なお、問題を回避するには、磁石を使ったアクセサリーを使用しないこと、と9to5Macは述べています。