30日放送、テレビ朝日「ゴン中山&ザキヤマのキリトルTV」では「熱すぎる名脇役 アギーレ監督 愛のムチ」と題し、9月に行われた日本×ベネズエラの試合中、サンフレッチェ広島・水本裕貴がハビエル・アギーレ監督からビンタを喰らった場面を“切り取った”。

アギーレが日本代表監督に就任して2戦目。約6年半ぶりの代表復帰となった水本は後半12分、ドリブルで切り込んでくるアレハンドロ・ゲラを追いかけるも、彼のスライディングはファウルと判定、PKを献上してしまった。

すると、その約10分後、給水にきた水本にアギーレのビンタが炸裂した。ネット上でも賛否両論となった珍しい場面、同点のきっかけを作った水本に怒ったアギーレが活を入れた格好となったが、番組の取材によりやり取りの細部が明かされた。

番組にコメントした水本は「監督にソーリーと謝ったんですけど監督は“大丈夫だ”みたいな。“スマイル、スマイル”ってずっと言ってたんで。けど僕がスマイルじゃなかったんで“しっかりしろ”って気合いを込めて貰いました」と振り返る。

事実、水本にビンタをする直前のアギーレは、大きなゼスチャーとともに“スマイル”と声を掛けている。単にミスを叱責したというよりは、これを気にする水本の迷いを断ち切ろうとしたアギーレの一発――というのが真相のようだ。

「しっかりと自分達のことをリスペクトして試合に送り出してくれますし、熱い監督だなと思います」。番組のカメラに対し、水本はこうも語っている。