昔のアーケードゲームをブラウザーで楽しめる「Internet Arcade」

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過去のWebページを保管している「Internet Archive」が、1970〜90年代につくられたアーケードゲームをブラウザー上で楽しめるセクションを開設した。現在、900種類ものゲームが用意されている。

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「Xbox」や「PlayStation」に飽きたら、昔懐かしいゲームに浸ってみるのはどうだろうか。「Internet Archive」のおかげで、1970年代から1990年代につくられた900種類のレトロなヴィデオゲームを、ウェブブラウザーから無料でプレイできるようになった。

Internet Arcade」(インターネット・アーケード)と名付けられたこのデジタルプラットフォームにずらりと揃ったゲームは、アーケードのゲームマシンに硬貨を放り込まないと遊べなかったものばかりだ。だが、Internet Archiveが行っている保存の取り組みのおかげですべてが変わり、誰もが一度は忘れてしまったこうしたゲームへの関心を呼び覚ますことができる。

今回、Internet Arcadeに登場したゲームのコレクションには、白黒画面にシンプルな効果音が付いただけのかなり古いヴィデオゲームから、デジタルのサウンド、画像、音楽が使われたゲームまで、さまざまな種類がある(Arstechnicaの記事によると、1990年代に爆発的人気を呼んだ「ストリートファイターII」のほか、アーケード版『ドンキーコング』から派生した「クレイジーコング」や、女の子キャラのポリーンがマリオを助けに行くように改造されたドンキーコング(日本語版記事)などが含まれている)。

ゲームのやり方について詳しい説明は用意されていないが、基本的な操作は簡単に覚えられる。ゲームを選ぶにはキーボードで「1」を押し、硬貨を入れてヴァーチャルアーケードゲームを始めるには「5」を押せばいい。ゲームが始まったら、「ALT」と矢印キーを使ってゲームを操作する。

この取り組みを支えているのは、JavaScriptによるコンピューターソフトウェアシミュレーターの「The Javascript MESS」(JSMESS)だ。Internet Archiveはこれまでにも、JSMESSを利用して、数十年前のソフトウェアを最新のブラウザー上で実行できるようにしている。

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