「iPad mini 3」が発表された今だからこそ買うべきは「iPad mini 2」という5つの理由

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2014年10月16日(日本時間17日未明)、待望の新型iPad 2モデルが発表された。9.7インチの「iPad Air 2」と、7.9インチの「iPad mini 3」である。
2モデルとも、iPhoneに搭載されている指紋認証システム「Touch ID」や、新色としてゴールドが追加された。せっかくの新モデル登場ということで、新しいiPadを購入しようかなという人も多いだろう。

だが、この秋のおすすめモデルは、それではない! 実は「iPad mini 2(旧iPad mini Retinaディスプレイモデル)」なのだ。

どうして一世代前の「iPad mini 2」なのか。その疑問にお答えしよう。

●あえて「iPad mini 2」をオススメする5つの理由
せっかく新型が発表されたのであれば、新しいほうが良いというのは当然の心理である。だが、それをひるがえしても「iPad mini 2」を勧める理由があるのだ。

・理由その1:「iPad mini 2」と「iPad mini 3」は性能がかわらない
実はもっとも大きな理由がこれだ。
新型である「iPad mini 3」は、「Touch ID」の追加とゴールド色の追加だけで、あとは「iPad mini 2」と基本性能はかわらないのである。カメラ性能も、頭脳といえるCPUも、Wi-Fiの仕様も、大きさも重さも。全て同じ。

事実上、「iPad mini 3」は「iPad mini 2.3」程度の変更点しかないのだ。
したがって、指紋認証システムやゴールドカラーの本体に興味がなければ「iPad mini 3」にする必要が無いのである。

・理由その2:「iPad mini 2」の価格が大幅に下がった
「iPad mini 3」が発表されたため、旧世代モデルとなる「iPad mini 2」の価格が変更され、非常に割安となった。
「iPad mini 2(旧iPad mini Retinaディスプレイモデル)」価格
・Wi-Fiモデル
16GB 41,800円 → 31,800円(1万円値下げ)
32GB 51,800円 → 36,800円(1万5000円値下げ)
64GB 61,800円 → 販売終了
128GB 71,800円 → 販売終了

・Wi-Fi+Cellularモデル(SIMフリーモデル)
16GB 51,800円 → 45,800円(6,000円値下げ)
32GB 61,800円 → 50,800円(1万1000円値下げ)
64GB 71,800円 → 販売終了
128GB 81,800円 → 販売終了
※上記価格は全て税抜き

となっている。64GBモデルや128GBモデルは販売終了となったが、16GBや32GBはそれぞれ6,000円〜1万5000円値下げされている。ここでオススメなのが、最も値下げ幅の大きいWi-Fiモデルの32GBである。3万円半ばでサクサクな動作のRetinaディスプレイを搭載したiPad miniが手に入るのだ。
ちなみに「iPad mini 3」との価格差はどうだろう。Wi-Fiモデル 16GBで42,800円である。唯一搭載されている新機能「Touch ID」があるか、ないかで同容量の「iPad mini 2」との価格差は1万10000円となるのだ。

・理由その3:今後のアップデートが期待できる
新型である「iPad mini 3」と「iPad mini 2」の性能がかわらないということは前述したとおり。

実は、ここが最大のポイントだ。
性能がかわらないために期待できるのが、今後のアップデート対応である。
10月20日(日本時間21日)に最新のOSである「iOS 8.1」が配信される。そして来年、再来年、とぞくぞくとiOSは更新されていくだろう。

新しいiOSはその更新のたびに新機能や新しい使い勝手(UI)も提供されており、楽しみにしているユーザーも多いだろうが、その影で古いモデルはアップデートの対象外となっていく。
その主な原因のひとつが、ハードウェアが新OSに対応していないというものだ。

しかしながら、今回「iPad mini 3」と「iPad mini 2」が同じハードウェア性能であるため、新型の「iPad mini 3」と同等のアップデートが期待できるというわけ。
1世代前の「iPad mini 2」であっても、かなり先のアップデートまで対応が期待できるため、「iPad mini 2」は長く使えるタブレットになるということである。

・理由その4:ケースの種類が豊富
タブレットを購入すると、キズが付いてしまうのを嫌い、ディスプレイ保護シートやケースを購入するひとが多いのではないだろうか。
「iPad mini」シリーズはデザイン違いの「iPad mini 4」が登場するまでケースの種類が増えることはあれ、減ることはない。その理由とは、「iPad mini 3」と「iPad mini 2」では仕様がほぼ同じである。当然ながら、大きさも厚みも同じだ。

新モデルも従来品と全く同じデザイン、サイズであれば、ケースや保護シートを作るメーカーも新製品を作りやすくなる。「iPad mini 3」に合わせて作られたケースの新製品は「iPad mini 2」でも使うことができるということだ。
ちなみに、「iPad Air 2」は前モデルの「iPad Air」よりも大幅に薄くなっているため、ケースの使い回しはできそうにない。

・理由その5:コンパクトで軽いため持ち運びに便利
「iPad mini 3」と同時に発表された「iPad Air 2」。その前モデルである「iPad Air」も値下がりし、買い求めしやすい金額になっている。
それでは「iPad Air」も”買い”なのかというと、そういうわけではない。
まず、新モデルの「iPad Air 2」ではカメラやCPU、Wi-Fi仕様も刷新されたため、性能を比較すると割安感が薄れてしまう。また、新モデルの厚みが大幅に薄くなったため、今後店頭でならぶ「iPad Air」専用ケースを選ぼうにも種類が減る、または売っていない場合もあるだろう。特に売り場で場所をとるタブレット向けケースは商品の回転も早いものだ。

さらに、自宅で使うのであれば良いが、仮に持ち運びしようものなら9.7インチで470g前後という大きさや重さは取り回ししにくい場合がある。買ったばかりでは持ち運ぶかもしれないが、必要であるという意志が薄れてくると自宅に置きっぱなしということもあるだろう。

それに対して「iPad mini 2」は7.9インチというサイズに340g前後の重量。これであればバッグの中でもそれほど場所をとらないほか、重さも気になりにくいだろう。また、ケースを装着しても「iPad mini 2」は十分に持ち運べる重量に収まるのだ。

以上、5つの理由によりこの秋に買うべきiPadは「iPad mini 2」が一番のオススメという結果となった。
容量こそ32GBまでとなってしまったが、そこは値下げされたiCloud(20GBまで100円/月、200GBまで400円/月)でカバーできるだろう。
もしiPadを買おうかなと思っているひとは、参考にしてみて欲しい。

iPadのモデルを比較する|Apple
布施 繁樹