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横浜市と小田原市は10月6日午前、台風18号の接近に伴い市内地域に避難勧告を出した。

気象庁によると、大型で強い台風18号は同日10時時点で熱海市付近に滞在。中心気圧は965hPaで、最大瞬間風速は50m/s。1時間に65kmのスピードで北上しており、昼前にかけて首都圏に最接近する見込みで、6日21時には温帯低気圧に変わり、三陸沖へと抜けると予想されている。

活発な雨雲により、静岡市では1時間に100ミリ以上の雨が降った地域も確認されており、今後も1時間に70〜80ミリといった局地的な大雨が降る地域が出ると予想されている。

その台風18号の影響に伴い、横浜市は一部地域に避難勧告を発令。詳細は以下の通り。

港南区

同日8時50分までに平戸永谷川、芹谷川が危険水域に達したため、

・港南区下永谷一丁目

の約500世帯に避難勧告を発令。

旭区

同日9時35分までに帷子川の水位が危険水域に達したため、

・旭区川井本町1〜66番地

・旭区川井本町102〜111番地

の約100世帯に避難勧告を発令。

栄区

同日9時30分までにいたち川の水位が溢水の危険があることを確認したため、

・栄区桂町

・栄区柏陽

の計2,800世帯に避難勧告を発令。

瀬谷区

同日10時までに境川の氾濫の危険があることを確認したため、

・瀬谷区上瀬谷町

・中屋敷一丁目

・本郷一丁目

・本郷三丁目

・瀬谷六丁目

・北新

・橋戸三丁目

・下瀬谷三丁目

の約2,000世帯に避難勧告を発令。

同じく小田原市は同日午前10時、土砂災害、河川の洪水などのおそれがあるとして、全市域に避難勧告を発令。小田原市は「すみやかに、最寄りの小学校や土砂災害時避難場所に避難してください。避難が困難な場合は、安全な場所に避難してください」と警戒を呼びかけている。

なお、日本気象協会が運営する天気予報専門サイト「tenki.jp」によると、台風が接近しているときに避けたほうがよい行動として

用水路・海岸の見回り

屋外の作業

SNSのための写真撮影

などがある。

用水路の見回りは、増水した用水路と道路との境目が分からなくなり、足を取られる恐れがあるために避けたほうがよい。海岸の見回りも、波打ち際や防波堤などの海岸周りでは高潮の恐れがあるため、控えたほうがよいとしている。

また、風速20m/s以上の非常に強い風の中では、人は何かにつかまっていなければ立っていられない状況になるため、接近時に屋外で作業をするのもやめたほうがよいとしている。

なお、台風の最新情報は気象庁で確認できる。

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