東京学園vs東京
3連休の初日の19日、神宮第二球場第2試合目、第96回東東京大会4回戦・東京vs東京学園の一戦には沢山の観衆が詰めかけ、1塁3塁側のスタンドを埋め尽くした。東京は3戦で27得点、東京学園は前戦で13得点を奪っており、両校とも打線が絶好調。[/team]。両打線を両投手陣がどう抑えるかがキーポイントとなる。
東京学園が瀬戸陸雅、東京が白井尚太郎の両先発で幕を開けた。
初回は両投手とも無難な立ち上がりを見せ、無得点に抑える。試合が動いたのは2回。東京学園は、村上健吾の適時打で、大木 登世が生還し、1点を先制。そして、その村上健吾の打球を外野手が後ろに逸らす間に、村上健吾は2塁へ。ここでさらに追加点を奪いたい、東京学園。だが、7番鈴木圭介が安打で続き、1死2塁3塁とするも後続が倒れこの回の攻撃を終える
一方、先制を許してしまった東京はすかさず、反撃にでる。3回裏、9番前林慎太朗が左翼ネットへ突き刺さる本塁打を放ち先制。続く、多田晴海が安打でつなぐ。その後、1死2塁3塁とし、4番今井雄基の適時打で1点を追加し試合をひっくり返すと、5番長谷川将力の犠発でさらに1点を追加し、試合を3対1とする。逆転をし、主導権を奪い返した東京。
2点のビハインドとなった東京学園。4回表、久冨勇人の四球、内野の連係ミスと村上健吾の安打で2死1塁3塁とするも、後続が倒れ、無得点に終わる。
なかなか、得点を奪えない東京学園を尻目に、東京は続く4回裏、山田将ノ介が死球で出塁し、盗塁を決めると代わった2番手の久冨勇人から武重陸生の3塁打で4対1とする。更に、次打者前林慎太朗の打席で、東京学園の痛恨のバッテリーエラーから1点を追加し5対1とする。
試合は終盤に入っても、あと一本がでない、東京学園。7回無死。この場面で、鈴木圭介が中前安打で出塁すると、すかさず武重陸生が犠打を決め1死2塁と好機を迎えるも、後続が抑えられ無得点で終わる。
そして、迎えた最終回。東京学園はこの回も得点圏に走者を進めるも、得点を奪えず、無情にもゲームセット。試合は3回、4回とたたみかけた東京が5対1で勝利を飾った。一方、3回戦で、13得点を奪った東京学園打線であったが、この日は鳴りを潜め、惜しくも2014年の夏を終えた。
この一戦に勝ち、5回戦進出を決めた東京は、次戦、本日同様にスタンドで応援する選手達の大声援を背に、同日、多摩大目黒を8回コールドで破った都立足立新田と激突する。
一方、あと一本が出なかった東京学園は惜しくも4回戦で姿を消した。
（文＝編集部）
