全社対応!スマホで使えるドコモ「あなたの街の熱中症予防」アプリが便利すぎるわけ

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梅雨の中休み。晴れ間が除くのは嬉しいのだが、一緒に訪れるのは蒸し暑い空気。そう、夏は確実に近づいている。梅雨まっただ中の6月12日、NTTドコモは熱中症予防アプリ「あなたの街の熱中症予防」を提供開始した。Androidスマートフォン(OS2.3以降)と、iPhone(OS6.0以降)に対応(ともに無料)している。昨年も同名のアプリを提供していたが、今年のアプリよりiPhoneにも対応した。

●気温と湿度をみて危険度をお知らせ
このアプリは、その日の気温と湿度により、「熱中症危険度」をお知らせしてくれる。そのため、「あら、今日は危険そうだな」ということが一目でわかるのだ。

もちろん、それだけではない。
熱中症の危険を家族や友人に知らせる「声かけ」という機能も搭載しているのだ。
たとえば、家族がアプリを見逃していても、「声かけ」をすることで注意喚起ができるというわけ。

しかし、家族のみんながドコモのスマートフォンとは限らない。

でも安心して欲しい。このアプリは、なんと全キャリア対応なのだ。つまり、auでもソフトバンクでもイーモバイルでも原則使える。ドコモ、なんと太っ腹なアプリなのである。


ドコモのスマートフォンにも、ソフトバンクのiPhone 5にも同名アプリを入れられる


●太っ腹な機能は、それだけじゃない
今年の「あなたの街の熱中症予防」アプリの太っ腹度は、ハンパじゃない。ちょっとおもしろすぎるのだ。
雨が降りそうになると教えてくれる「雨降りアラート」機能や、その日の全国最高気温ランキング、全国気温差(最高気温―最低気温)ラインキングなど、もはや熱中症予防とかを超えたおまけ機能を満載しているのだ。

●ドコモの太っ腹の理由は官民一体のプロジェクトのおかげ?
実はこのアプリ、環境省との合同プロジェクトとなっている。ドコモが太っ腹だったわけだ。なんとなく納得。
家族が熱中症にかからないように、声かけをしましょうという「声かけプロジェクト」の一環らしい。どうりでアプリ内でも「声かけ」機能があるわけだ。

●これぞ活きたビックデータか
しかし、このアプリの精度の高さは、注目に値する。
全国4050箇所、ドコモの基地局などに併設されている「環境センサーネットワーク」のリアルタイム情報を活かしてアプリに利用している。このデータは各自治体などにも活かされており、精度の高さには定評がある。


熱中症や雨降りにはアラート設定することで自動通知も可能だ


●「声かけ」で寝ているときこそ危険な熱中症を注意しよう
熱中症になりやすいのは、運動しているときなどの屋外で活動しているときだけではない。
実は屋内で寝ているときこそ、危険度が高いのだ。

もしも、家族がエアコンも付けずに寝ていそうだな、アプリを確認して危険度があるな、と思ったら、電話し「声かけ」してあげよう。
その目安として、この「あなたの街の熱中症予防」は役立つだろう。
ちなみに、アプリ内の熱中症予防大使「びーこん」は、タップすると協賛企業の宣伝をしまくる。アピールしまくるびーこんはちょっと面白いので必見だ。


熱中症予防声かけプロジェクト


布施 繁樹