宮崎日大vs宮崎学園

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少ないチャンスを積極的な攻撃で宮崎日大が勝利!

6回7番新名選手がツーランスクイズ

 雨天と第1試合(延長14回)の影響で、予定より3時間半遅れで始まった準決勝第2試合(16時開始)は、終盤、照明が灯るなか、最後まで緊迫した好ゲームが繰りひろげられた。

 宮崎日大は、2点リードされた4回に、6番益留・7番新名の連続内野ゴロ間に1点ずつ取り、同点に追いつく。直後にタイムリーから再びリードを許したが、6回に一死二、三塁から新名がツーランスクイズを成功させて決勝点となった。宮崎日大は、少ないチャンスの中、積極果敢な本塁突入で確実に点をあげた。

 投げては、4投手の継投策がピタリと当たり、宮崎学園打線に火をつけさせなかった。中でも、8、9回を無安打に抑えたエース杉尾 剛史は、決勝戦につながる好投をみせた。

 先頭打者が出塁すると、手堅く犠打で走者を進めて、全てタイムリーで加点した宮崎学園。

 一方、一度もタイムリーが出なかったものの、4点をあげ結果的に勝利をおさめた宮崎日大。(宮崎学園)打者37人、7安打、3四死球、4三振、4犠打、残塁7。(宮崎日大)打者36人、4安打、4四死球、5三振、4犠打、残塁5。内容・記録からみれば、宮崎学園が勝ちゲームにしたかったところだろうが、宮崎日大がしぶとく、負けない野球を展開。宮崎学園の2年生好投手右腕横山を「打」で攻めるのではなく、「機動力」で攻略することに成功した。

 宮崎日大は、16年ぶり3回目の優勝をかけて、6日13時からサンマリンスタジアム宮崎で宮崎南と戦う。

(写真・文=三角 竜之)