神田うの

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5日放送のフジテレビ系バラエティ番組「ノンストップ!」で特集された「高齢ニート」が、TwitterなどのSNSを中心に話題となっている。

同番組の「あなたの知らないセケン」のコーナーでは、40歳を過ぎても親から小遣いを貰い、働かない「高齢ニート」を特集として取り上げた。総務省の調べによると、40代という働き盛りにも関わらず、働かない人(非労働者数 ※家事・通学は除く)は2013年度で44万人。番組では、家族関係カウンセラー・福岡佳世子氏の証言と取材を元に、再現VTRでその実情と親たちの悩みを紹介した。

■働けるのに働かない「高齢ニート」

福岡氏に相談した親たちの証言を元に作られた映像では、ある「高齢ニート」の生活を再現。定年間近となった父親が仕事へ行き、母親が清掃のパートに出かけた後、40歳の息子は昼ごろに起床して食事するという生活で、母親は働かない息子のために、毎月3万円の小遣いも渡しているそうだ。息子はこの金をゲームや漫画などの趣味に使い、時にはパチンコのために追加で小遣いを要求することもあるという。

父親と母親は「家の中で過ごすよりは、外に出て欲しい」と考え、小遣いを渡していたそうだ。するとある日、消費者金融から息子宛の手紙が届いたという。これは、息子がパチンコのために借りたもので、結局返済できなかったため、両親が肩代わりすることになった。

VTRの事例を受け、司会のバナナマン・設楽統は「大前提として、働きたくても働けない方…そういう人もいるから」「そういう人ではなくて働けるのに働かない」と「高齢ニート」について説明。福岡氏もスタジオに登場し、高齢ニートだけではなく引きこもりや孤立無業者(20歳以上59歳以下の未婚・無業者で、普段ひとりでいるもの)も含めると「200万人近くなると思います」と証言した。

また、「高齢ニート」は富裕層の家庭だけでなく、一般的な家庭でも生まれる可能性があると福岡氏は語る。「大学を出て一流企業に勤めてもですね、3年以内に(仕事を)辞める人は非常に多いんです」「リストラを受けたとかですね、そういうこともありますから誰にでもある時代。そのまま就職ができなくなってしまう」と説明した。

■親の年金で暮らす「年金パラサイト」

さらに、番組によれば親の年金を当てにした「年金パラサイト」なる人々もいるという。番組は40歳の息子と、70歳の母親の例を紹介。21歳から働いていない息子は、母親の年金から毎月5万円の小遣いを貰い、アイドルのライブ代などの趣味に当てているそうだ。息子は「親が死んだら生活保護を受ければいい」とまで考えているが、一方の親も「この子は私がいないと生きていけない」と子どもを心配してしまうため、突き放せないという。

福岡氏は「(子どもを自立させたいのに)どうしていいかわからない。言って聞くものでもないし」「親も年取ってくると(息子を)少し頼りにしてしまう。一緒にいてくれることが安心というふうに思ってしまう」と、子離れできない親の気持ちを説明した。

■「悲惨な末路」も…神田うのは親の責任を指摘

こういった説明に、コメンテーターの神田うのは「親の務めって、わが子がちゃんと独立して、自分で生きていく力をつけさせてあげる。だから結婚もさせてあげるってことも」「9割方、親に問題があると思いますよ」と親の責任を指摘するなど、厳しい言葉。

番組は、最後に「高齢ニート」を抱えたまま80歳を越え、満足に小遣いを渡せなくなったところ息子から暴力を振るわれた「悲惨な末路」も紹介。この親は、生活苦のため病院にも通えなくなったという。

最後に福岡氏は「家事を自分でやらせる」ことを「高齢ニート」を立ち直らせる方法として挙げ、家族のために役立つことで自信がつき、自立していくと説明した。番組の内容は視聴者の間でも話題となったようだ。放送中には「高齢ニート」がyahoo!リアルタイム検索ランキングで上位となるなど、波紋を広げている。

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