コーヒーは、ちびちび飲むよりも、ごくごく飲んだ方が美味しく感じる

写真拡大

美味しいコーヒーをちびちび飲むことより良いことはあまりないと思います。しかし科学者によれば、本当にコーヒーを楽しみたいなら、ごくごく飲んだ方がいいそうです。

Daily Mail に掲載された記事によると、この主張をしているのは、ナポリ大学の科学者です。

『Food Research International』という専門誌に掲載された研究では、コーヒーをすする量を見ていくと、より沢山すすった時の方が、香りの放出に影響を及ぼし、薫り高い一口を楽しめることが判ったそうです。

説明はあまりありませんが、どうやら、飲む人の口の中の唾液量と関係するようです。

味覚との深い関連がある香りは、コーヒーの味わいに重要な影響を及ぼします。そして、コーヒーを淹れる技術により、放出される香りの量が異なることさえあります。

4タイプのコーヒー(アメリカン、モカ、ナポリタン、エスプレッソ)のうち、大きな一口で飲んだときに最も多くの香りを放つのは、エスプレッソだと判明しました。 ― エスプレッソといえば、ゆっくりすする為の飲み物ですから、面白いですね。

これから、皆のコーヒーブレイクが短くなるかもしれません。

この発見は、なんでも大口を開けて飲めば美味しく感じるという意味ではありません。ワインのような飲み物は正反対で、小さくすすって口の中で空気に触れさせることで、風味が広がります。

参考:
Scientists claim gulping coffee, not sipping, can make it taste better
http://www.news.com.au/technology/science/scientists-claim-gulping-coffee-not-sipping-can-make-it-taste-better/story-fn5fsgyc-1226880995368