サトヤ・ナデラがマイクロソフトの新CEOに:ビル・ゲイツは会長を退く
マイクロソフトは火曜日、同社取締役会の人事変更を発表した。
マイクロソフトの次期CEOが決定した。マイクロソフトは火曜日に、同社のエンタープライズ&クラウド部門の責任者であるサトヤ・ナデラ(46)が前CEOスティーブ・バルマーの後継者になると発表した。ナデラの詳細に関してはこの発表に際して作成されたマイクロソフトの特設ページをチェックしてほしい。
「我々の業界は伝統ではなく、革新のみを尊重する」とナデラは語っている。「マイクロソフトの前途に広がる可能性は膨大だ。しかしそれをしっかりと掴むためには、我々は素早く行動し、常に集中を怠らず、たゆまず変化し続けなければならない。私は、顧客に革新的な製品をより速く届けるために、我々の能力を加速させることが自分の仕事の最も重要な部分であると考えている」
ブルームバーグは先週木曜日、会社の計画を知る内部関係者からの情報を引用する形で、マイクロソフトがナデラを次のCEOとする計画を報じていた。
ブルームバーグのレポートでも言及されていたように、マイクロソフト創立者ビル・ゲイツに代わって同社の筆頭独立取締役であるジョン・トンプソンが取締役会の会長を務める。トンプソンはCEOの選出においても中心的な役割を担っていた。ゲイツは引き続き、マイクロソフトの「創立者およびテクノロジー・アドバイザー」として同社に関与していく。これは、彼が「技術の形成やプロダクトの方向性に関してナデラをサポートし、より多くの時間を会社に充てていく」ことを意味している。
「この変化の時に、マイクロソフトをリードできる最適な人物はサトヤ・ナデラ以外にいない」とマイクロソフトのプレスリリースでゲイツは語っている。「サトヤは中核を成す技術スキルとビジネスビジョン、そして人々を集める能力を持った、折り紙つきのリーダーだ。テクノロジーが世界中でどのように使用され、どのようなエクスペリエンスを生み出すかについての彼のビジョンは、次なるステージへ進もうとしているマイクロソフトがまさに必要としているものだ。マイクロソフトは今後プロダクト革新を拡充させ、さらなる成長を遂げることだろう」
ナデラはCEOとしての第1日目に、マイクロソフトの従業員に向けて電子メールを送った。ここでその全文を読むことができる。またナデラがWest Wing(アメリカのホワイトハウスを舞台としたドラマ)スタイルのインタビューに応じている様子が以下の動画で紹介されている。これが彼のCEOとして初のインタビューとなる。
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画像提供:LeWeb13(Flickrより)
Dave Smith
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