移籍濃厚の本田は途中出場、CSKA最終戦でアシストも逆転負けで最下位転落

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 チャンピオンズリーグ・グループステージ第6節が10日に行われ、グループDではヴィクトリア・プルゼニと日本代表MF本田圭佑の所属するCSKAモスクワが対戦。今冬に契約が切れるため、移籍が濃厚と見られる本田は、年内最終戦をベンチスタートで迎えた。

 ともにチャンピオンズリーグからの敗退が決定している両者の対戦は、前半をスコアレスで折り返す。CSKAは52分、ゾラン・トシッチに代え、本田を投入してペースを掴むようになると、65分に試合が動く。本田が右サイドから左足でクロスを送ると、ファーサイドのアーメド・ムサがヘディングで合わせて、CSKAが先制する。

 しかしCSKAは2分後、アラン・ジャゴエフが相手選手を倒し、レッドカードを提示されて一発退場となる。数的優位に立ったプルゼニは、76分にパベル・ホルバートのクロスからダニエル・コラージュが頭で合わせて同点に追いつくと、逆転を目指してさらに攻め込み迎えた90分、フランティシェク・ライトラルのクロスからトマーシュ・ワーグネルが逆転弾を獲得。試合はそのまま終了し、2−1でプルゼニが勝利した。

 CSKAとプルゼニは勝ち点3で並び、直接対決の結果、アウェーゴール差でプルゼニが逆転で3位に浮上。ヨーロッパリーグ出場権を手に入れた。CSKAは最下位で大会を去ることになった。