35mmフルサイズセンサーを搭載したミラーレス一眼「α7」新発売
オートフォーカスを搭載したミラーレス一眼(レンズ交換式カメラ)としては世界で初めて35mmフルサイズのイメージセンサーを搭載したという「α7」シリーズを、ソニーが11月15日に発売します。
世界初、35mmフルサイズイメージセンサー搭載ミラーレス一眼カメラ『α7』シリーズ | プレスリリース | ソニー
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201310/13-1016/
α7R・α7 イントロダクション | ソニー
http://www.sony.jp/ichigan/introduction/ILCE-7R/
今回発売されるのは「α7」のボディ「ILCE-7」とズームレンズキット「ILCE-7K」、「α7R」のボディ「ILCE-7R」という2モデル3セット。
ソニーは2012年11月にフルサイズセンサーを搭載したコンパクトデジタルカメラ「DSC-RX1」を発売していますが、今回はミラーレス一眼にフルサイズセンサーを搭載してきました。
画像処理エンジンには従来比約3倍という高速処理性能を持つBIONZ X(ビオンズエックス)を搭載。オートフォーカスの合焦時間もNEX-7と比べて約35%短縮し、1.6倍に高速化しています。
α7は「フルサイズの楽しさを全ての人に」をコンセプトに作られたモデルで、エントリー機やコンパクトデジタルカメラからのステップアップとしての位置付けを想定。有効約2430万画素の35mmフルサイズExmor CMOSイメージセンサーを搭載しています。
背面の液晶モニターはチルト可動式になっていて、上約90度、下約45度まで動かせます。
上位機種であるα7Rになると、有効約3640万画素のフルサイズExmor CMOSイメージセンサーを搭載。光学ローパスフィルターレス仕様で、レンズが捉えた光は直接イメージセンサーに結像、細かな自然物でも優れた解像度で再現するとのこと。
ボディは高剛性マグネシウム合金を採用して高い堅牢性と軽量化を実現、デジタル一眼カメラ「α」シリーズの最上位機種であるα99と同等の防塵・防滴設計になっています。ファインダーにはXGA OLED Tru-Finderを搭載しており、従来と比べてコントラスト比が約3倍、輝度が約30%向上し、視認性がさらに高まりました。動画はAVC HD Ver.2.0準拠のフルHD 60p/24pに対応。
重さはα7が本体のみで約416g、α7Rは約407g。外形寸法はいずれも126.9mm×94.4mm×48.2mm。
発売日は11月15日で、市場推定価格はα7ボディのみが15万円前後、α7レンズキットが18万円前後、α7Rボディのみが22万円前後とみられています。レンズキットに付属するのは「FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS」。