UFC王者の弟でRFA王者セルジオに訊く
セルジオ・ペティス、全米を代表する人材育成イベント=RFAでフライ級王者に君臨しているUFC王者の弟に初インタビューを試みた(※取材はアンソニー・ペティスが王座につく、前日=8月30日に行われました)。
「フフ、ありがとう」
──日本のMMA界の状況と比較しても、本当に恐ろしく感じました。まだ、20歳になったばかりのセルジオの強さの背景にどのような米国MMA事情が見え隠れするのか、インタビューさせてください。もちろん、お兄さんがアンソニー・ペティスという大きな影響があるとは思うのですが、MMAに興味を持ったのはいつぐらいからなのですか。
「僕は兄といっしょに伝統的なテコンドーのトレーニングを長い間していて、その頃はMMAファイターになるなんていう思いはなかった。ポイント制の競技を楽しんでいたに過ぎない。
それから徐々に柔術やレスリングと、トレーニングに幅が広がった頃、アンソニーがまずキックボクシングに興味を持つようになったんだ。兄の練習を見て、僕も興味を抱き、14歳になった時にシリアスに練習するようになった。試合にも出るようになったんだ」
──つまりは中学のときにMMAのトレーニングを始めたということですね。
「そうだね。8年生のときから、ハイスクールに入るようになってから本気でMMAファイターになろうって考えるようになったんだ。それ以前もMMAの映像は見たことはあったけど、あまり理解していなかった。それが急に人気が出てアンデウソン・シウバやGSPの試合を必死になって視聴するようになった(笑)。
15歳のときに初めてアマチュアMMAに出て、ハイキックで勝ったんだ。本当に凄く気持ち良くて、高校を卒業したらMMAに専念しようと決心した」
──常にアンソニーの存在があったと思うのですが、人々がアンソニーと比較することなどなかったですか。
「アンソニーはその頃にはもう名前が知れていたから、皆が彼と僕を比べたよ(笑)。周囲の人間は、色んなことを言ったけど、別にストレスを感じることはなかった。僕は兄のやってきたことを誇りに思っているし、アンソニーの弟として彼のような道を歩みたい」
──それはファイトスタイルに置いても、ですか。あの三角蹴りなどファンやプロモーション関係者に求められると重荷とならないでしょうか。