80年代に大流行してリバイバルしたものってどんなのがある?

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ここ数年、リバイバルブームがきているようで、1970年代や1980年代にヒットした商品が新たな装い、または当時のままで復刻販売されています。

では、こうしたリバイバル販売された商品にはどんなものがあるのでしょうか? 今回は、1980年代にヒットし、近年リバイバル販売された商品たちを紹介します。

●はちみつレモン 1986年にサントリーから発売された『はちみつレモン』。

はちみつの甘みとレモンの爽やかな酸味が特徴の飲料です。

発売から4年後の1990年には「はちみつレモン」「はちみつレモンサイダー」の2種類の出荷総数が2,200万ケースを記録したほど。

当時は絶大な人気を誇りました。

2011年に「はちみつレモン」「はちみつレモンサイダー」がリバイバルされました。

味も当時のものを再現し、パッケージも当時使われていたミツバチのイラストが使用されています。

●ビックリマン 株式会社ロッテから1977年に発売された『ビックリマンチョコ』。

ビックリマンチョコにはオマケとしてシールが1枚封入されており、さまざまな種類のシールが展開されました。

そのうちの一つ、1985年に展開された「悪魔VS天使シール」シリーズが子供たちの間で大ヒット。

これが俗にいう「ビックリマンシール」と呼ばれるものです。

個性的なキャラクターたちが描かれたビックリマンシールは、子供たちを熱狂の渦に巻き込みました。

シールを求めてビックリマンチョコを大量に買う子供も現れ、個数制限まで設けられたほどです。

この「悪魔VS天使シール」シリーズは2012年に『ビックリマン伝説』として復刻。

しかし、価格が税込み84円のため、1985年当時の30円の価格を知っている人たちは少し戸惑ったそうです(笑)。

●キン肉マン消しゴム 週刊少年ジャンプで1979年から1987年にかけて連載された人気マンガ『キン肉マン』。

その登場キャラクターを模したゴム製の人形が「キン肉マン消しゴム」です。

1983年に第1弾が発売され大ヒットしました。

1983年から1987年にかけて発売されたレギュラー版と呼ばれるシリーズは、約1億8,000万個販売されたそうです。

キン肉マン消しゴムは2008年に復刻。

かつて人気の高かったキャラクターなどが発売されました。

復刻シリーズでは過去に販売されたものだけでなく、新規造形のキン肉マン消しゴムもラインアップされています。

●ミニ四駆 '80年代に多くの子供たちを夢中にさせたモーター付き自動車模型の『ミニ四駆』。

1986年にタミヤから発売された「レーサーミニ四駆シリーズ」が第一次ミニ四駆ブームと呼ばれる'80年代のブームを作りました。

当時は街の模型店にミニ四駆用のコースが設置され、公式の大会には数万人が応募参加をしたほどでした。

この第一次ミニ四駆ブームの立役者である、レーサーミニ四駆シリーズが2005年に復刻。

当時人気の高かったモデルが再販されました。

この復刻モデルは、ボディは当時の形でシャーシが現在のモデルを利用したキット。

その後、当時のままのモデル再発売なども行われており、かつて夢中になった人はもう一度始めてみるといいですね。

●ティモテ 1985年に日本リーバ(現:ユニリーバ)から発売されたシャンプーブランドです。

ヨーロッパ原産のハーブなどを使った自然派シャンプーとして人気を博し、「ティモテティモテ〜♪」という印象的なCMも相まって大ヒットしました。

ちなみに、「ティモテ」という名前はシャンプーの成分の一つであるティモシー(ヨーロッパ原産のハ−ブ)から取られています。

1994年に日本での販売は終了しましたが、2013年4月15日から再び日本での販売がスタートします。

担当者の末吉さんに再発売の理由をお聞きすると「ティモテブランドは、20代も含めた女性の半分以上の方が覚えており、ティモテの話をすると、目を輝かせて『ティモテティモテ〜♪』と歌ってくれるなど、15年以上たった今でも愛されているブランドだと分かったため」だそうです。

新たに発売されるティモテは、オーガニックグリーンティーエキス(保湿成分)を配合したノンシリコーンシャンプー。

日本で製造し、現代の日本人の髪質のことを考えて、できるだけ自然にいいという考えの下でき上がった商品だとか。

髪全体を優しく包み込むクリーミーな泡も特徴だそうです。

ここ数年、オーガニック商品の需要が非常に高まっていますから、髪の健康を意識している人にはぴったりの商品ですね。

さまざまな商品がリバイバル販売されている昨今、次はどんな懐かしい商品がリバイバル販売されるか、楽しみですね。

(貫井康徳@dcp)