31日のセリエＡ第10節で、パルマと対戦したズデネク・ゼーマン監督率いるローマ。このローマのパルマへの電車移動をめぐって、騒動が大きくなっている。

問題は30日、ローマがパルマで特急「フレッチャロッサ」から降りるときに、乗客がフェイスブックやツイッターを通じて怒りをあらわにしたことだ。ほぼ全員が遅延（証言者によると40分）や駅での告知がなかったことに不満を述べている。

これを受け、消費者団体「Codacons」は、パルマ検察に訴えを届け出て、捜査を開始するように求めた。さらに、エミーリア・ロマーニャ州に対しても、トレニタリアに対する処分を求めている。

だが、「トレニタリア」は「ローマのチームをパルマで降ろすために、火曜に電車が特別停車することは告知してあった」と返答。ローマをはじめ、ユヴェントスやミラン、ラツィオといったクラブと公式に合意していることを強調した上で、次のように発表している。

「駅で大きなアナウンスもあり、表示もされていた。車内でも２度のアナウンスがあった。いずれにしても、ご不便を軽減するために、切符代の25％を返金することを決定した」