彼女と豪邸暮らし、車はベンツ、趣味は…下着ドロ

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(新竹 14日 中央社)台湾北部ののどかな田舎町で、盗みを働きにベンツで乗りつけたコソ泥が、村人たちに取り押さえられ御用となった。盗まれたのは、上下揃いの女性用の下着1組。はるばる隣県の桃園から“出稼ぎ”にやってきた犯人の男(54)は「ストレスがたまっていた」と供述している。

桃園県新屋郷の豪華な1戸建てに暮らすこの男は、同居している恋人とベンツを乗り回す派手な生活を送りながら、彼女に内緒で下着泥棒を繰り返していた。警察の家宅捜索では、色とりどり100枚以上のパンティーやブラジャーが発見され、ほとんどは盗んだものと見られている。

男は特にシルク製にこだわっており、自分で身につけるのではなく、集めて眺めるのが目的だったと言い、「別居中の妻に金を持っていかれ、ストレス解消がしたかった」と話している。

この半年ほどの間に、自宅付近を含め主に桃園と新竹で犯行に及んでいたが、12日昼ごろ、何度も足を運んでいた新竹県新豊郷の重興村で住民に見つかり、警察に突き出された。

同日午後、村の女性たち30人あまりが、警察で押収した下着が盗まれたものかどうか確認しにやってきたが、取り返した被害品の扱いに困り「気持ち悪いから捨てる」という女性や、「変態!」「新品だったのに!」と怒りをぶつけるおばあさんの姿も見られた。