日本のアニメや漫画のお約束として「ベッドの下にエロ本を隠す」といった描写がありますが、中国の生活習慣からするとこれはあまり良い隠し場所には思えないようです。中国のネットではこの疑問についてとともに、いかにして自分のエロアイテムを隠すかといったことについてのやり取りが行われていました。

********* 非常に多くのアニメや漫画の中で、男キャラはエロ本やヤバイブツを自分のベッドの下に隠している。これはもう、デフォルトの設定と言っても過言ではない。しかしだ、正直ベッドの下の「安全性」と言うか「確実性」についてはちょっと疑問が残る。

 あれは日本の住宅環境が関係しているんじゃないかな?ウチの国だとベッドの下なんかはわりと掃除するし、普通に収納スペースになっていたりするからあまり有効じゃないように感じるんだろ。

 ウチの国の小説でも部屋に設置した隠し場所にエロ本を隠しているってのがあったりしたな。あの手の話はどこでも共通だろう。ただ、ウチの国だとベッドの下はあまり良くないな。ウチの家なんかは頻繁に床を拭いていたから、ベッドの下に隠すのは明らかに危険だったわ……

 北方だとホコリがスゴイからベッドの下なんかは特にまずいだろうな。アイテムは汚れるし、掃除の頻度は高いしで。

 ベッドの下に隠すのって今の時代もう無いやり方じゃないかね。普通は全部PCの中でしょ。

 でもPC関係だとパスかけても怖いね。そこに「有る」のはばれてしまうわけだし。あとPC関係ってきちんと調べようとすれば調べられる。今の時代、親との技術の差は思ったほど無い……

 それと、日本のアニメや漫画を見ていて感じるんだが日本は親があんまり部屋に入らないので、子供の部屋ってかなり独立した空間になっているっぽいよね。そういった環境なら、部屋の中で目につきにくいベッドの下というのは有効なのかもしれない。

 確かに日本はウチの国と比べた場合、親のチェックが緩いような印象を受ける。昔「親の管理が厳しい」というキャラの話す「親のヒドイ管理」の事例がウチの国だとわりとよくある部類だったのには笑ってしまった。

 でも、ベッドの下に限らずエロ関連のモノを隠すのって男のロマンみたいなもんじゃないか?隠すモノを仕分けて、大事な順に隠す場所を変え、一番大事なモノは絶対に見つからない(と自分が思う)場所に隠す。アホなことに多大な労力を費やしているのは分かっているが、隠している時はなぜかとても楽しかったのを覚えている。*********

 中国では家の構造や汚れ方などから床は重点的に掃除する場所になっているので、ベッドの下に隠したらあっさり見つかると感じるようです。また中国では親の管理が厳しいので「部屋に隠すこと自体に結構なリスクがある」といった事情もあります。エロ関係だけでなく、勉強の妨げになる(と親が感じる)漫画なども家に隠すのは危険なのだとか。実際、私が中国の高校に通っていた時もクラスメートにとって一番安全な隠し場所は「教室の共有スペース」ということになっていました。(執筆者:百元籠羊)