「外国人監督が成功するには」vol.127
担当M(以下M):現在、Jリーグではこれまでたくさんの外国人監督が指揮しています。成功した人もいれば、そうでない指導者もいました。ラモスさんがご覧になって、成功する人としない人の違いはありますか?
ラモス(以下R):日本のサッカー文化をちゃんと判っているかどうかです。ブラジルの練習をそのまま取り入れてもダメなんですよ。呂比須(ワグナー)コーチが苦しかったのも、そうなんじゃないかな。ジョルジーニョ監督は日本人のメンタリティをよく知っていると思うけれど、監督になって指導するのは初めてだから、感覚をすりあわせるのにしばらく時間がかかったんだと思います。
M:日本人のどんなメンタリティで、どんな練習がいいんでしょうか。
R:日本人は難しいことをやりたがらない。目的が明確で単純になっていないとやりたがらないんです。逆に、狙いがハッキリしている練習だとマジメに取り組みます。能力はあるのだから。ただ、要求することが多いと混乱してしまいますね。それをわかって指導できるかどうかというのが、日本人のメンタリティを理解して指導できるかどうかということだと思います。実はオズワルド・オリヴェイラ監督も最初に鹿島の監督に就任して勝てずに苦労していました。そんなときに表参道で話を聞いたんですけど、彼は日本人を理解しようとしていたから、それが成功につながったんでしょうね。
M:外国人監督は最初文化の違いがわからずに苦労するでしょうね。日本人は物事に対する正解を求める傾向があると聞きますから。
R:そういうことをうまく調整してあげないと、いつまでも苦しいですよ。
M:どうやって調整すればいいのでしょう。
R:コーチです。監督が見えていない部分を見るのにコーチが重要になります。僕が監督だったとき、コーチの柱谷(哲二)が本当に支えてくれた。柱谷の良さは、自分の色を出さないことでした。コーチによっては、監督の方針じゃなくて自分の色を出したがる人がいます。けれど、それでは指導者が2人いるようなもんだからチームは混乱するんです。柱谷は自分のやり方を持っているけれど、それを出さずにコーチとしての役割に徹する。判断する前にどうしようかと聞いてくるんです。日本人のそういうコーチを補佐につけてあげて、監督が信頼すれば僕は劇的に改善されると思いますね。
M:監督とコーチの役割って、会社で言えば部長と課長のようなものですね。そう言えばうちの上司も……、いやいや、これ以上は危なくて言えません。
R:ともかく外国人監督も郷に入れば郷に従え。まずは日本人の心を理解することです。
ラモス(以下R):日本のサッカー文化をちゃんと判っているかどうかです。ブラジルの練習をそのまま取り入れてもダメなんですよ。呂比須(ワグナー)コーチが苦しかったのも、そうなんじゃないかな。ジョルジーニョ監督は日本人のメンタリティをよく知っていると思うけれど、監督になって指導するのは初めてだから、感覚をすりあわせるのにしばらく時間がかかったんだと思います。
R:日本人は難しいことをやりたがらない。目的が明確で単純になっていないとやりたがらないんです。逆に、狙いがハッキリしている練習だとマジメに取り組みます。能力はあるのだから。ただ、要求することが多いと混乱してしまいますね。それをわかって指導できるかどうかというのが、日本人のメンタリティを理解して指導できるかどうかということだと思います。実はオズワルド・オリヴェイラ監督も最初に鹿島の監督に就任して勝てずに苦労していました。そんなときに表参道で話を聞いたんですけど、彼は日本人を理解しようとしていたから、それが成功につながったんでしょうね。
M:外国人監督は最初文化の違いがわからずに苦労するでしょうね。日本人は物事に対する正解を求める傾向があると聞きますから。
R:そういうことをうまく調整してあげないと、いつまでも苦しいですよ。
M:どうやって調整すればいいのでしょう。
R:コーチです。監督が見えていない部分を見るのにコーチが重要になります。僕が監督だったとき、コーチの柱谷(哲二)が本当に支えてくれた。柱谷の良さは、自分の色を出さないことでした。コーチによっては、監督の方針じゃなくて自分の色を出したがる人がいます。けれど、それでは指導者が2人いるようなもんだからチームは混乱するんです。柱谷は自分のやり方を持っているけれど、それを出さずにコーチとしての役割に徹する。判断する前にどうしようかと聞いてくるんです。日本人のそういうコーチを補佐につけてあげて、監督が信頼すれば僕は劇的に改善されると思いますね。
M:監督とコーチの役割って、会社で言えば部長と課長のようなものですね。そう言えばうちの上司も……、いやいや、これ以上は危なくて言えません。
R:ともかく外国人監督も郷に入れば郷に従え。まずは日本人の心を理解することです。
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