女子高生版のウィキペディア
たまに、無性に高校生に戻りたい時がある。今振り返ると、自分はあの3年間を有意義に過ごせていなかったと思う。当時の生活といったら、まず学校に行って友達としゃべり、家に帰ってご飯を食べる。テレビを観て、ベッドに入る。朝、起きる。……端的に言うと、その繰り返し。他にも、世の中には楽しいことがあるだろうに。
だが、そんな事実にさえ気づかなかったのだ。本当、取り戻したいよ! まさに、青春の無駄遣い。
しかし、今の高校生は幸せじゃないか。2011年には、こんなものがあるのだ。高校生向け雑誌『HR』を発行している「株式会社グラフィティマガジンズ」が10月10日より開設しているのは、“女子高生版のウィキペディア”。その名も「jkpedia(ジェキペディア)」である。
高校生向けなので、主に携帯とスマートフォンで閲覧していただきたいこのサイト。ここに行けば、高校生(特に女子高生)の中で何が流行っているのか、スグにわかる作りになっているという。
では、どんな作りになっているのか? まず、同サイトには「JKPEDIAカテゴリ」と題された6つのカテゴリ(ファッション、恋愛、遊び、アイテム、仲間、用語)があり、サイトを見ている高校生がそれらのカテゴリ内のどれかに投稿。何を投稿するかというと、それは“自分のハマっていること”である。
例えば「ホログラムのネイル」にハマっている場合は、“ファッションカテゴリ”にそのワードを投稿。「カフェ女子会」に夢中になっている人は、“遊び”カテゴリに投稿。こうして情報が蓄積されることによって“女子高生版のウィキペディア”が完成されていくのだ。
「サイトの情報を見て、もし共感できる素敵なトピックがあればば『パンパパパパン』ボタン(『いいね!』の意味を持つ)で投票してもらいます。結果、出来上がった人気流行ランキングを見ると、女子高生の間で流行りそうなものをチェックすることができます」(『HR』・小菅副編集長)
なるほど。高校生の中での流行を知ることができ、また辞書的な意味合いも兼ね備えているわけだな。「jkpedia」だけに。
ところで、どうしてこのようなサイトを起ち上げようと思ったのか。その、きっかけについても伺ってみた。
「取材時に高校生と話すにつれて、高校生文化として自分たちのコミュニティだけの言葉使いやファッションのこだわりがたくさんあることに気付きました。大人たちよりも“人と被らないこと”をしたいと考える気持ちが強いのか、小さいながらも面白いネタを街頭取材で聞くことができたんです」(小菅副編集長)
そこで「高校生文化を一気に検索できるような流行調査サイトができたら面白い」と思い立った同社が、“女子高生版のウィキペディア”というアイデアをひらめいたのだ。
そして、早くもこの「jkpedia」の人気ぶりが凄まじいらしい。
「最高だと、1日で6万7000ほどのアクセスがあった日もありました」(小菅副編集長)
オープンして10日足らずの間に約50ネタが投稿されており、「パンパパパパン」ボタンで800票が集まったネタもあるとのこと。
「投稿は高校生だけですが、内容は大人が見ても面白いものになっています」(小菅副編集長)
テレビや紙媒体をチェックしてると、「今さら!?」というくらいの周回遅れ情報を発信していることも少なくない。だが、このサイトなら“周回遅れ”どころか半歩先行く情報をゲットすることができる。何しろ、一番嗅覚が働いているのが女子高生だと思うのだ。
女子高生じゃない私も、閲覧して勉強させていただきます。
(寺西ジャジューカ)
だが、そんな事実にさえ気づかなかったのだ。本当、取り戻したいよ! まさに、青春の無駄遣い。
高校生向けなので、主に携帯とスマートフォンで閲覧していただきたいこのサイト。ここに行けば、高校生(特に女子高生)の中で何が流行っているのか、スグにわかる作りになっているという。
では、どんな作りになっているのか? まず、同サイトには「JKPEDIAカテゴリ」と題された6つのカテゴリ(ファッション、恋愛、遊び、アイテム、仲間、用語)があり、サイトを見ている高校生がそれらのカテゴリ内のどれかに投稿。何を投稿するかというと、それは“自分のハマっていること”である。
例えば「ホログラムのネイル」にハマっている場合は、“ファッションカテゴリ”にそのワードを投稿。「カフェ女子会」に夢中になっている人は、“遊び”カテゴリに投稿。こうして情報が蓄積されることによって“女子高生版のウィキペディア”が完成されていくのだ。
「サイトの情報を見て、もし共感できる素敵なトピックがあればば『パンパパパパン』ボタン(『いいね!』の意味を持つ)で投票してもらいます。結果、出来上がった人気流行ランキングを見ると、女子高生の間で流行りそうなものをチェックすることができます」(『HR』・小菅副編集長)
なるほど。高校生の中での流行を知ることができ、また辞書的な意味合いも兼ね備えているわけだな。「jkpedia」だけに。
ところで、どうしてこのようなサイトを起ち上げようと思ったのか。その、きっかけについても伺ってみた。
「取材時に高校生と話すにつれて、高校生文化として自分たちのコミュニティだけの言葉使いやファッションのこだわりがたくさんあることに気付きました。大人たちよりも“人と被らないこと”をしたいと考える気持ちが強いのか、小さいながらも面白いネタを街頭取材で聞くことができたんです」(小菅副編集長)
そこで「高校生文化を一気に検索できるような流行調査サイトができたら面白い」と思い立った同社が、“女子高生版のウィキペディア”というアイデアをひらめいたのだ。
そして、早くもこの「jkpedia」の人気ぶりが凄まじいらしい。
「最高だと、1日で6万7000ほどのアクセスがあった日もありました」(小菅副編集長)
オープンして10日足らずの間に約50ネタが投稿されており、「パンパパパパン」ボタンで800票が集まったネタもあるとのこと。
「投稿は高校生だけですが、内容は大人が見ても面白いものになっています」(小菅副編集長)
テレビや紙媒体をチェックしてると、「今さら!?」というくらいの周回遅れ情報を発信していることも少なくない。だが、このサイトなら“周回遅れ”どころか半歩先行く情報をゲットすることができる。何しろ、一番嗅覚が働いているのが女子高生だと思うのだ。
女子高生じゃない私も、閲覧して勉強させていただきます。
(寺西ジャジューカ)