駅・コンビニ近! 三銃士の自宅住所とは
日本で10月28日から映画『三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』が公開された。原作はフランス人作家、アレクサンドル・デュマの小説『三銃士』。銃士になるべくパリへ上京した主人公ダルタニアンがアトス、アラミス、ポルトスの三銃士と出会いストーリーは進んでいくのだが、じつはダルタニアンが実在した人物ということをご存知だろうか。
実際、古い建物が多く現存するパリには、彼が約400年前に住んでいた通りが残っており、架空の他の三銃士含め、彼らのおおよその住所は小説内に記されている。そこで、早速その住所を訪れて周辺の不動産状況を調査。もし現在彼らがパリで暮らしていたら、どの様な生活なのか。家賃は? 最寄り駅から何分? コンビニは近く? 現地を歩きつつ住み心地を調べてみた。
まずは訪れたのはダルタニアン宅。小説の住所はフォッソワイユール通り(現在のセルヴァンドーニ通り)11番地となっている。賃貸情報を調べてみると、パリ6区で一人暮らしの場合、家賃は広さ20平方メートル以下で月900ユーロ(約9万5千円)くらいから。最寄り駅は徒歩7分の地下鉄4番線「サン・シュルピス」。駅近だ。またバス利用の場合は徒歩2分でバス停に着く。スーパーまでは徒歩5分。コンビニ(ただし日本の様に24時間営業ではない)は徒歩5分。残念ながらファミレスは近くにないが、少し歩けば飲食店が集まる地区なので問題なし。スタバは徒歩7分。ラーメン屋の代わりに、そば屋が徒歩7分。食生活は便利そうだ。レンタルビデオ店は少々遠くて徒歩12分。銃士的に運動不足かなと思った時は市民プールが徒歩3分だし、すぐ近くにはリュクサンブール宮殿が建つ大きな公園もあるので、皇居ランならぬ宮殿ランもOKだ。
次にアトス宅。住所はフェルー通り。ここはダルタニアンの住むフォッソワイユール通りのすぐ近く、平行に隣り合う通りのため周辺の住み心地もダルタニアン宅とほぼ同じと考えていい。
そしてアラミス宅。住所はヴォジラール通り25番地。最寄り駅は多く使え、地下鉄4番線「サン・シュルピス」、「サン・プラシッド」または地下鉄12番線「レンヌ」も利用可。それぞれ徒歩6分以内。スーパーは徒歩10分。コンビニは徒歩1分。そば屋とレンタルビデオ屋は、それぞれ少々遠くて徒歩13分。市民プールは徒歩7分で、ダルタニアン宅と同じくリュクサンブール公園が近くにある。
最後にポルトス宅。住所はヴィユー・コロンビエ通り。最寄り駅の地下鉄4番線「サン・シュルピス」は徒歩30秒。少し足をのばせば、同じく4番線で高級ブランド店が多く集まる「サンジェルマン・デ・プレ」や地下鉄10番線および12番線の「セーヴル・バビロヌ」も使える。スーパーは徒歩3分。そして、ボンマルシェという世界で最も歴史の古いデパートも徒歩6分なので、食品売り場で惣菜巡りも楽しめる。ただし、自宅の前は大通りなので少々騒音が気になるかもしれない。
現代のパリ6区は市内でも一二を争う高級住宅地。もし現在彼らが住んでいたなら、若干の程度の差こそあれ、どの部屋もパリっ子にとって憧れの物件に違いない。
(加藤亨延)
実際、古い建物が多く現存するパリには、彼が約400年前に住んでいた通りが残っており、架空の他の三銃士含め、彼らのおおよその住所は小説内に記されている。そこで、早速その住所を訪れて周辺の不動産状況を調査。もし現在彼らがパリで暮らしていたら、どの様な生活なのか。家賃は? 最寄り駅から何分? コンビニは近く? 現地を歩きつつ住み心地を調べてみた。
次にアトス宅。住所はフェルー通り。ここはダルタニアンの住むフォッソワイユール通りのすぐ近く、平行に隣り合う通りのため周辺の住み心地もダルタニアン宅とほぼ同じと考えていい。
そしてアラミス宅。住所はヴォジラール通り25番地。最寄り駅は多く使え、地下鉄4番線「サン・シュルピス」、「サン・プラシッド」または地下鉄12番線「レンヌ」も利用可。それぞれ徒歩6分以内。スーパーは徒歩10分。コンビニは徒歩1分。そば屋とレンタルビデオ屋は、それぞれ少々遠くて徒歩13分。市民プールは徒歩7分で、ダルタニアン宅と同じくリュクサンブール公園が近くにある。
最後にポルトス宅。住所はヴィユー・コロンビエ通り。最寄り駅の地下鉄4番線「サン・シュルピス」は徒歩30秒。少し足をのばせば、同じく4番線で高級ブランド店が多く集まる「サンジェルマン・デ・プレ」や地下鉄10番線および12番線の「セーヴル・バビロヌ」も使える。スーパーは徒歩3分。そして、ボンマルシェという世界で最も歴史の古いデパートも徒歩6分なので、食品売り場で惣菜巡りも楽しめる。ただし、自宅の前は大通りなので少々騒音が気になるかもしれない。
現代のパリ6区は市内でも一二を争う高級住宅地。もし現在彼らが住んでいたなら、若干の程度の差こそあれ、どの部屋もパリっ子にとって憧れの物件に違いない。
(加藤亨延)