ウインカーが付いた通勤自転車
車の免許を取得してから、初めてわかったことかもしれない。自転車の無灯火が、本当に危ない。夜中の曲がり角から急に飛び出してくる自転車。信号無視をする明け方の自転車。不意に現れるから、パニクったこともしばしばで。
もう言うまでもないと思うが、ライトは見通しを良くするためだけのものではない。相手に自分の存在を知らせるためのものでもある。
ということは、ここまでやってもらった方がいいかもしれない。ピープル株式会社が10月11日より発売している『Gentle Gear ペダル・アヘッド』は、“ウインカー付きの通勤自転車”。
左手のグリップにボタンが付いており、これらを押していくとウインカーやテールランプを光らすことができるというのだ。
これぞ、ありそうで無かったアイテム。でも、ここまでする必要ってあるのだろうか……? 同社に、この自転車を開発したきっかけを伺ってみた。
「私自身、毎日10キロの自転車通勤をしているのですが、3年くらい前から5〜10キロの自転車通勤をする方が増えてきたんです。そして人が増えていくにつれ、ルールを守れない人も増えてきました」(同社・担当者)
初心者がスピードの出る高性能なスポーツレース用自転車を、ルールや心構えなしで乗っている状況があるようなのだ。例えば、歩道を物凄いスピードで走り抜けたり、はたまた逆走してしまったり……。
「自転車で人を轢いてしまい、死亡事故が起こるケースもあるようです」(担当者)
そんな状況を憂い、安全面を考慮して開発された自転車である。
では、どこがどう点灯するのか?
「ボタンが3つあり、左右のボタンを押すとウインカーが、真ん中のボタンを押すとテールランプが光ります。また、左のブレーキをかけるとブレーキランプが点灯します」(担当者)
またヘッドライトは、漕いでも重くならない「ハブダイナモ」を採用。乗り心地にも、抜かりは無しだ。
そしてこの自転車は、形に関してもこだわりが注がれている。
「現在は、一万円くらいで販売されている“ママチャリ”と、スピードを出すためのスポーツタイプの両極端に分かれているのが現状です」(担当者)
スポーツタイプは前傾姿勢になって運転する自転車。ママチャリは、いわゆる“アップハンドル”。そして、後者のタイプでありつつ10キロ以上を快適に漕ぎ続けられる自転車はほとんどないという。だからこそ、この自転車では快適で安全な姿勢がとれるアップハンドルを、真剣に研究して作ってみせた。コンセプトは「スピードを捨てて、安全で快適に、毎日走るための自転車」。
その上、他の部分でもキメ細やかな配慮がなされている。
「ペダルを漕ぐと回転する部分がありますよね。これが、通常の自転車より前の方に出ているんです」(担当者)
これは、感覚でいうと“蹴りだす”動きに近い「ペダル・アヘッド」という形だそう。体の筋肉が使いやすいフォルムになっており、10キロの距離を安全で快適に運転できるような設計になっている。
そんな至れり尽くせりの新自転車なのだが、反響もすでに寄せられている模様。
「かねてから『自転車には、ウインカーが必要』と主張していたユーザーの方々から“よくやった!”というお声を頂いております」(担当者)
ちなみに、この『Gentle Gear ペダル・アヘッド』の価格は49,980円(税込み)。サイズは26インチのみで、カラーはブラックのみだ。
「男性の平均身長を意識して作りました。スーツを着た成人男性を想定して開発された自転車です」(担当者)
同社の専用サイトには販売店リストが掲載されているので、気になる方は要チェック。
ただ、ガッカリしないでほしい。すでに、レディスの開発も視野に入っているらしいから。
「カラー違いで、今回とはデザインも変えて製作いたします」(担当者)
ガソリンの高騰や震災の影響で、自転車ユーザーは増えているという。そんな時だからこそ、振り返ってみたい。自分は交通ルールを守れているのか? そんな心掛けを持ちつつ、この自転車を漕いでいけば最強である。
(寺西ジャジューカ)
もう言うまでもないと思うが、ライトは見通しを良くするためだけのものではない。相手に自分の存在を知らせるためのものでもある。
ということは、ここまでやってもらった方がいいかもしれない。ピープル株式会社が10月11日より発売している『Gentle Gear ペダル・アヘッド』は、“ウインカー付きの通勤自転車”。
左手のグリップにボタンが付いており、これらを押していくとウインカーやテールランプを光らすことができるというのだ。
「私自身、毎日10キロの自転車通勤をしているのですが、3年くらい前から5〜10キロの自転車通勤をする方が増えてきたんです。そして人が増えていくにつれ、ルールを守れない人も増えてきました」(同社・担当者)
初心者がスピードの出る高性能なスポーツレース用自転車を、ルールや心構えなしで乗っている状況があるようなのだ。例えば、歩道を物凄いスピードで走り抜けたり、はたまた逆走してしまったり……。
「自転車で人を轢いてしまい、死亡事故が起こるケースもあるようです」(担当者)
そんな状況を憂い、安全面を考慮して開発された自転車である。
では、どこがどう点灯するのか?
「ボタンが3つあり、左右のボタンを押すとウインカーが、真ん中のボタンを押すとテールランプが光ります。また、左のブレーキをかけるとブレーキランプが点灯します」(担当者)
またヘッドライトは、漕いでも重くならない「ハブダイナモ」を採用。乗り心地にも、抜かりは無しだ。
そしてこの自転車は、形に関してもこだわりが注がれている。
「現在は、一万円くらいで販売されている“ママチャリ”と、スピードを出すためのスポーツタイプの両極端に分かれているのが現状です」(担当者)
スポーツタイプは前傾姿勢になって運転する自転車。ママチャリは、いわゆる“アップハンドル”。そして、後者のタイプでありつつ10キロ以上を快適に漕ぎ続けられる自転車はほとんどないという。だからこそ、この自転車では快適で安全な姿勢がとれるアップハンドルを、真剣に研究して作ってみせた。コンセプトは「スピードを捨てて、安全で快適に、毎日走るための自転車」。
その上、他の部分でもキメ細やかな配慮がなされている。
「ペダルを漕ぐと回転する部分がありますよね。これが、通常の自転車より前の方に出ているんです」(担当者)
これは、感覚でいうと“蹴りだす”動きに近い「ペダル・アヘッド」という形だそう。体の筋肉が使いやすいフォルムになっており、10キロの距離を安全で快適に運転できるような設計になっている。
そんな至れり尽くせりの新自転車なのだが、反響もすでに寄せられている模様。
「かねてから『自転車には、ウインカーが必要』と主張していたユーザーの方々から“よくやった!”というお声を頂いております」(担当者)
ちなみに、この『Gentle Gear ペダル・アヘッド』の価格は49,980円(税込み)。サイズは26インチのみで、カラーはブラックのみだ。
「男性の平均身長を意識して作りました。スーツを着た成人男性を想定して開発された自転車です」(担当者)
同社の専用サイトには販売店リストが掲載されているので、気になる方は要チェック。
ただ、ガッカリしないでほしい。すでに、レディスの開発も視野に入っているらしいから。
「カラー違いで、今回とはデザインも変えて製作いたします」(担当者)
ガソリンの高騰や震災の影響で、自転車ユーザーは増えているという。そんな時だからこそ、振り返ってみたい。自分は交通ルールを守れているのか? そんな心掛けを持ちつつ、この自転車を漕いでいけば最強である。
(寺西ジャジューカ)