28のストーリーが収録『空の上で本当にあった心温まる物語 2』(三枝理枝子・著/あさ出版)。
本書は押切もえさん推薦のオビが巻かれている。
「読んでいて、何度も、何度も涙があふれました。まるで、ハートをやさしい毛布で包んでもらったみたいに、あったかい気持ちでいっぱいになりました」

写真拡大

書店で見かけては気になっていた書籍の第二弾が発売された。それは、『空の上で本当にあった心温まる物語 2』。これを機会にパート1とともに読んでみることに。

著者は、全日空(ANA)のキャビンアテンダント(CA)として10年の経験をもち、現在、人材開発に関する研修講師として活躍している三枝理枝子さん。
本書は、三枝さんが、CA当時に自ら経験したことをはじめに、ANAの仲間の体験談、ANAに届けられる年間3000件を超える顧客の声をまとめた小冊子の中から、タイトル通りの実話のストーリーたちが綴られている。

「第一弾を刊行後、本当にたくさんの方からお手紙やメールを頂戴しました。その多くの方が、『続編は出ないのですか?』『もっと他のお話を聞きたいです』など、続きを読みたいというメッセージを寄せてくださいました。著者である三枝先生とお話し、続編こと『空の上で本当にあった心温まる物語2』を刊行することになりました」(あさ出版編集担当・星野さん)

第一弾が発売されたのは去年の10月。
「第一弾『空の上で本当にあった心温まる物語』はおかげさまで10万部を突破するベストセラーになりました。年末では、クリスマスなどのプレゼント需要もあり、書店さんでは赤いリボンをつけてディスプレイをしていただいたお店もあります。春休みなど旅行に行かれる方が空港のお店で買ってくださることも多かったようです」(あさ出版営業担当・井手さん)

書籍パート1の「おわりに」で、三枝さんが「機内では、当然、CAがお客様におもてなしをしていると思っていたのですが、実は、お客様からおもてなしをしていただいていることが少なくなかったのです」と書かれているように、CAさんからお客さんへの働きかけで生まれた話はもちろんだけど、お客さん同士から和が広がっていく話や、さらにはお客さんから気づかせてもらった話がココロに残った。

「本書で紹介している物語そのどれもに、温かいふれあいや人と人との心の通いあい、そして熱い想いが溢れています。この温かさを通して、元気ややさしさ、人と人との絆の大切さを感じていただけたら嬉しいです」(星野さん)

個人的にグッときたのは、奥さんの古希の祝いを兼ねたハワイ旅行の帰りの便で、ダンナさんが奥さんに旅行の感想を聞いた話。これは厳密に言えば空ではなく地上の話だけど、「“出発前”に立ち寄ったANAラウンジがいちばん印象に残っている」といった奥さんの答えにダンナさんとともに「えっ!?」と引き寄せられた。

28のストーリーが描かれた『空の上で本当にあった心温まる物語 2』、第一弾とともにお気に入りのストーリーを見つけてみてください。
(エキサイトニュース編集部)