ウエストを締め付けない、ゴムなしの“包帯パンツ”
以前、コネタで“甲冑パンツ”だったり“阪神タイガース承認のパンツ”なんて、変わり種のパンツたちを紹介したことがある。
実は上記の2パンツとも、「ログイン株式会社」(東京都品川区)という会社によって開発されたものである。
そんな同社が、新たに画期的なパンツを開発している。その名も『ゴムなし包帯パンツ』。何とこれ、ウエストゴムがないパンツなのだ。ということは、腹回りの“締め付け感”もなし!
何とも夢のようなパンツの誕生じゃないですか。でも、どうしてそんな物を開発しようと思ったのか? 同社の野木社長に伺うと、始まりは某百貨店のバイヤーとの会話だったようで……。
「『お客さんから“ゴムなしパンツ”は作れないのかと言われ、大手メーカーに話を振るも相手にされない』という話をバイヤーとの会話中、耳にしました。そこで『ならば、ウチがやってみよう!』と思ったのが、今回の開発のきっかけです」
早速、同社で5年前より発売していた『包帯パンツ』(生地が包帯のパンツ)のウエスト部分をハサミで切り、自身で着用してみた野木社長。
「それはもう、ブヨブヨでした(笑)。ただそのまま仕事をしていても、パンツはズリ落ちてこなかったんです。その時、『もしかしたら、イケるかも?』と思いました」(野木社長)
どうして、ズリ落ちなかったのか? 理由は、ズボンの生地とパンツの生地(包帯)の摩擦である。イメージしていただけるとわかると思うが、包帯は内側は滑らかだけど外側はデコボコ。これは、摩擦が起こりやすい。うってつけだ。
そこからは当然、改良を重ねていく。まず、ブヨブヨになっている部分を摘まんでたるみを取り、丁度いいところをホッチキスで留めてみた。こうした“とりあえず”の調整を施すと、パンツは綺麗なAラインに。
「ここで、光が見えてきました」(野木社長)
また、見逃せないのは包帯生地の特性である。実は、包帯には「横に伸びて、縦に伸びない」という性格があるらしい。この特長も活かされ、結果的に「ウエストゴムを外しても、ズリ落ちない」という快挙が達成されたのだ。
そうして形となった『ゴムなし包帯パンツ』。正式販売は10月17日からだが、すでに三越日本橋本店で先行発売が行われており、反響も続々寄せられている。
「もしかしたら、穿き始めは心許ないかもしれません。元々、ウエストにはパンツ、ズボン、ベルト、シャツなど5重6重の締め付けがあったわけで、急にそれがなくなると違和感は生まれるでしょう。しかし、この感覚に慣れると『このパンツじゃなきゃ嫌!』と、思うようになります。実際、私がそうですから(笑)」(野木社長)
ウエストゴムがなければ、ゴムの締め付けによって発生するかゆみや汗疹も防げる。この辺りは、ゴムアレルギーの方などから好評を獲得している。
そんなこのパンツ、現在は同社のオンラインストア「志道」にて販売中だ。価格は3,675〜4,200円(税込み)。
実は『ゴムなし包帯パンツ』には、以下のような反響も寄せられている。
「入院されている方へのお見舞いの品として、このパンツを持って行っていただいたんです。実は、その患者さんは以前より『手術痕に、パンツのゴムが当たるのが痛い』という悩みを抱えていらっしゃったそうですが、このパンツを穿いてからは快適に過ごしていただいているようです」(野木社長)
この反響を受け、同社は医療現場への展開も視野に入れ始めている。新製品、『お見舞い包帯パンツ』の商品化である。
「手術後の患者さんが出血してもわかるよう、白いブリーフのようなカラーでのパンツを製作しております」(野木社長)
どちらのパンツも、要注目。とりあえず私は『ゴムなし包帯パンツ』で、開放的な生活を送ってみたいと思います!
(寺西ジャジューカ)
実は上記の2パンツとも、「ログイン株式会社」(東京都品川区)という会社によって開発されたものである。
そんな同社が、新たに画期的なパンツを開発している。その名も『ゴムなし包帯パンツ』。何とこれ、ウエストゴムがないパンツなのだ。ということは、腹回りの“締め付け感”もなし!
「『お客さんから“ゴムなしパンツ”は作れないのかと言われ、大手メーカーに話を振るも相手にされない』という話をバイヤーとの会話中、耳にしました。そこで『ならば、ウチがやってみよう!』と思ったのが、今回の開発のきっかけです」
早速、同社で5年前より発売していた『包帯パンツ』(生地が包帯のパンツ)のウエスト部分をハサミで切り、自身で着用してみた野木社長。
「それはもう、ブヨブヨでした(笑)。ただそのまま仕事をしていても、パンツはズリ落ちてこなかったんです。その時、『もしかしたら、イケるかも?』と思いました」(野木社長)
どうして、ズリ落ちなかったのか? 理由は、ズボンの生地とパンツの生地(包帯)の摩擦である。イメージしていただけるとわかると思うが、包帯は内側は滑らかだけど外側はデコボコ。これは、摩擦が起こりやすい。うってつけだ。
そこからは当然、改良を重ねていく。まず、ブヨブヨになっている部分を摘まんでたるみを取り、丁度いいところをホッチキスで留めてみた。こうした“とりあえず”の調整を施すと、パンツは綺麗なAラインに。
「ここで、光が見えてきました」(野木社長)
また、見逃せないのは包帯生地の特性である。実は、包帯には「横に伸びて、縦に伸びない」という性格があるらしい。この特長も活かされ、結果的に「ウエストゴムを外しても、ズリ落ちない」という快挙が達成されたのだ。
そうして形となった『ゴムなし包帯パンツ』。正式販売は10月17日からだが、すでに三越日本橋本店で先行発売が行われており、反響も続々寄せられている。
「もしかしたら、穿き始めは心許ないかもしれません。元々、ウエストにはパンツ、ズボン、ベルト、シャツなど5重6重の締め付けがあったわけで、急にそれがなくなると違和感は生まれるでしょう。しかし、この感覚に慣れると『このパンツじゃなきゃ嫌!』と、思うようになります。実際、私がそうですから(笑)」(野木社長)
ウエストゴムがなければ、ゴムの締め付けによって発生するかゆみや汗疹も防げる。この辺りは、ゴムアレルギーの方などから好評を獲得している。
そんなこのパンツ、現在は同社のオンラインストア「志道」にて販売中だ。価格は3,675〜4,200円(税込み)。
実は『ゴムなし包帯パンツ』には、以下のような反響も寄せられている。
「入院されている方へのお見舞いの品として、このパンツを持って行っていただいたんです。実は、その患者さんは以前より『手術痕に、パンツのゴムが当たるのが痛い』という悩みを抱えていらっしゃったそうですが、このパンツを穿いてからは快適に過ごしていただいているようです」(野木社長)
この反響を受け、同社は医療現場への展開も視野に入れ始めている。新製品、『お見舞い包帯パンツ』の商品化である。
「手術後の患者さんが出血してもわかるよう、白いブリーフのようなカラーでのパンツを製作しております」(野木社長)
どちらのパンツも、要注目。とりあえず私は『ゴムなし包帯パンツ』で、開放的な生活を送ってみたいと思います!
(寺西ジャジューカ)