島田紳助さんが暴力団と親密な関係にあったことを理由に芸能界を引退したが、中国人ブロガー「愚人」さんは、「日本は相撲界から芸能界までヤクザと関係」というタイトルでブログを掲載。書かれた時期は、大相撲の賭博問題により名古屋場所が中止された昨夏ごろ。

 ブロガーは昨夏来日し、賭博問題で観客の少ない時期に日本のテレビドラマのディレクターとともに大相撲を観戦したという。ブロガー自身も香港でテレビドラマの制作の仕事をしているようで、ディレクター同士雑談を交わした。

 日本のディレクターから突然「屋外で撮影するときって、どうしてます?」と聞かれると、ブロガーは「近隣住民とトラブルになったとき、ヤクザ関係者に頼んで場を収めてもらったことがある」と答えた。すると日本のディレクターも「どこも同じですね」と言い、「警察の規定通りに厳密にやっていたら、ドラマなんて撮れないんですよ」とため息交じりに漏らしたそうだ。

 ブロガーによると、「日本も香港と同じく、映画やテレビドラマの制作者はヤクザの世界と深いつながりがある」という。例えば香港では屋外でドラマの撮影を行う場合や大量のエキストラを使いたい場合、ヤクザ関係者に相談することがあるという。そしてヤクザとの関係をよくしておかないと色々問題になることもあると言い、日本でヤクザを「市民の敵」として描いたため暴力団員に刺され、その後不審な「自殺」で世を去った映画監督・伊丹十三氏を例に挙げた。

 ブロガーは、「日本の芸能事務所と暴力団は、切っても切れない複雑な関係をどこも抱えている。そのため、ドラマの制作費も少なからず暴力団の資金に流れている。さらに、ドラマの制作側と暴力団をつなぐフィクサーも活躍している」と言い、末尾では「ヤクザの世界は複雑で、その内幕は一言で言えるようなものではない。しかし芸能界や相撲界など文化活動の方面で、さまざまな問題が露見しているのは確かだ」と結んだ。(編集担当:西山正)