なので、スチェスニーの出番も増える。しかし、クロスにも冷静に対応し、ナニの決定機もブロック。そして、ルーニーのFKの横っ飛びで対応とほぼ満点の働きを見せるアーセナルのGK。怪我をしちゃったジュルーの高さや、コシェルニーの積極性も機能していた。なので、GKが大活躍ってほど攻めこまれたわけではない。

 というわけで、試合はそのまま終了。アーセナルが珍しく守り切りに成功した試合だった。ボールを保持して守りきれれば最高なんだけど、そこを目指して頑張ってもらいましょうと。これで、プレミアが盛り上がる展開へ。ユナイテッドからすれば、嫌な流れだろうけれど。

 ■独り言

 ユナイテッドはギグスの代役がことごとく機能しなかったのが痛い。そしてルーニーを狙い撃ちされたときに周りの選手が助けられないのも痛い。ギグスやスコールズの後釜がいないじゃんってのがこの試合で完璧に証明されてしまった。ファーガソンもルーニーの位置を上げたり、プレスの位置を変えたり、ギグスの代役をパク・チソンにやらせてみたりと、様々な手を打ったが、今日は彼の日ではなかったようで。ま、そんなこともある。

 問題はギグスとスコールズ抜きでも勝てると計算したところだろう。いったい誰を獲得することになるんだろうね。

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