フランスのラジオ局RMCは22日、パリ・サンジェルマン(PSG)が昨年、メキシコ代表のホープ、ハビエル・エルナンデス(22)の獲得を不可解な理由で見送っていたことを明らかにした。

 同局によると、PSGがエルナンデスの所属クラブであるメキシコのグアダラハラからコンタクトを受けたのは昨年3 月。400万ユーロ(約4億5000万円)で話を持ちかけられたが、「安すぎる選手」と判断して、獲得には乗り出さなかった。

 実はその同時期、エルナンデスを熱心に見つめているクラブが他にあった。それが、エルナンデスが現在所属するマンチェスター・ユナイテッドだ。マンUは4月の時点で早々と獲得を決め、契約の手続きを進めていた。

 その後W杯で、メキシコ代表FWとしてフランスを相手にゴールをあげるなど、鮮烈な印象を与えたのは周知の通り。PSGがそのポテンシャルに気づくのは遅すぎ、7月1日には正式にマンUの一員となっている。マンUはグアダラハラに1000万ユーロ(約11億3000万円)の移籍金を支払ったとされる。

 マンU入団後も、控え中心の出場ながらこれまで合計28試合で11ゴール。選手の価値を的確に見極められなかったスカウトの責任は重大で、逃した魚は大きかった、と悔やんでも後の祭りだ。