デジカメを使って? トップビジネスマンたちのメモ術

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 「メモができない人は社会人失格です!」…なんとも厳しい言葉ですが、ミスなどをしたとき、こんな言葉を上司や先輩に言われたことはないでしょうか。

 連絡や報告だけではありません。ちょっとしたアイデア、会議の内容、頼まれごとなどをメモしておくことはその後の仕事の成果につながりますし、メモが「証拠」となることもあるので、いざ窮地に立たされたときに一片のメモに救われることもあるでしょう。
 そんなメモですが、単に紙に書くだけではなく、様々なメモの仕方が生まれているようです。『逆算メモ術〜結果を出している人の実践テクニック〜』(マイコミジャーナル編集部/編、毎日コミュニケーションズ/刊)に掲載されているビジネスパーソンたちのメモ術を紹介します。

■ラフなミーティングの議事録は○○○○○○○を使う
 様々な勉強会を主宰、ビジネス書も執筆している美崎栄一郎さんは、ラフなミーティングの場合、ホワイトボードに書かれたことをデジタルカメラで撮影することがあるそうです。そして、写真を印刷し、ノートに貼ればそれだけで立派な議事録になります。
 ホワイトボードからノートに書き写す手間も省け、結論までのプロセスも画像を順に貼り付けていけば、それだけで会議の雰囲気そのままに、内容を報告することができます。

■お風呂でもメモ!?
 それぞれ、アイデアが浮かびやすい場所や環境があるはずです。元アナウンサーの三橋泰介さんの場合は「お風呂」。
 密閉されたリラックスできる空間は、自分の発想を解放するのにうってつけの場所です。だからこそお風呂で浮かんだアイデアを逃したくない。三橋さんは「ダイバー用水中ノート」という磁気を利用したボードとマグネットペンで、ひらめいたアイデアをメモしているそうです。ダイバー用のため、水に濡れても問題はありません。そしてお風呂からあがったあとに紙に書き写すのです。

■報告や良いアイデアだけではない!妄想や悪口もアイデアの1つ
 例えば自分の妄想や、そのときの感情などまでメモしている人は少ないのではないでしょうか。しかし、ビジネス書作家の奥野宣之さんはノートは「思考のゴミ箱」であるといい、目標やアイデアの他に、どうでもいいことや妄想、さらには人の悪口、子どもじみた落書きも書いてよいと言います。
 メモは誰に見られるわけでもなく、基本的には自分だけが見るものです。だからこそ、リミットをかけてはいけません。特に斬新なアイデアを必要としている人は、頭の中の考えをすべてそこに吐き出すつもりで書き出してはいかがでしょうか。

 『逆算メモ術〜結果を出している人の実践テクニック〜』には各分野で活躍するビジネスパーソンたちのメモ術が公開されています。
 メモするのはついつい面倒くさくて…という方は自分にとって続けやすいメモの方法を探してみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部/金井元貴)

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