マルジェラのエイズT メッセージが日本語に

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 「Maison Martin Margiela(メゾン マルタン マルジェラ)」が、12月1日の世界エイズデーに合わせてAIDS T-Shirtsの日本語バージョンを限定発売する。1994-95年秋冬コレクションから毎シーズン異なるカラーで展開されているAIDS T-Shirtsはブランドのアイコン的存在。英語バージョンに加えて、今後年に一度、別言語のバージョンを限定発売していく。


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 「Maison Martin Margiela」のAIDS T-Shirtsには、毎シーズン"THERE IS MORE ACTION TO BE DONE TO FIGHT AIDS THAN TO WEAR THIS T-SHIRT BUT IT'S A GOOD START"というメッセージがプリントされている。テキストの大部分はVネックラインの内側に隠されているため、書かれているメッセージか分からないのがデザインの特徴。HIVとAIDSに関するこの文章は、誰かにその内容を尋ねられた時や着た人がその説明をする時に初めて意味を持つという「Maison Martin Margiela」ならではのメッセージが込められており、毎シーズン購入しているコレクターも多い。

 今回、12月1日のエイズデーに合わせて、お馴染みの英語バージョンに加え、違う国の言語のAIDS T-Shirtsを年に1度発表していくことが決定した。その記念すべき最初の言語に、日本語が選ばれた。白地に黒い文字のAIDS T-Shirtsには、毎年恒例のメッセージを和訳した"エイズと闘うためにすべき活動はもっとあるがT-シャツを着ることは良い始まりだ"と描かれる。英語バージョンと同様に、着用した際に正面で見える文字はわずか15文字程度。パリで制作され、全世界「Maison Martin Margiela」のショップで限定発売される。価格は、税込11,500円。

 「Maison Martin Margiela」は、これまで170,000枚のAIDS T-Shirtsを販売しており、その売上金の一部をHIVウィルスとエイズの撲滅、患者へのサポートのために設立されたフランスの機関'AIDES'に寄付。'AIDES'に対して寄贈した金額は700,000ユーロを超えている。


■Maison Martin Margiela
 URL:http://www.martinmargiela.co.jp/jp/index2.html