リーガ最終節までR・マドリーとの優勝争いが続くこととなったバルサ。ホームでバジャドリーに勝てば優勝は決まるが、すでに来シーズンへ動きを見せ始めている。6月に会長選挙を控えているバルサ。ラポルタ会長は最後の功績として2人の大物選手獲得を狙っている。

 まずバルサとの契約まで間近と言われるのが、バレンシアのFWビジャだ。すでに一部のスペインメディアでは来週中にも獲得発表が行われるとしている。ビジャ自身、W杯前の代表合宿ではスペイン代表のことだけに集中するとして早めに将来を決めたいとしている。

 すぐにでもバレンシアのジョレンテ会長と話し合いを持ち、今後の事をはっきりさせたいとするビジャ。「現時点ではバレンシアと4年契約が残っているとだけ言える。会長の気持ちも分からなければ、クラブも自分の考えを知らない」として会合を近日中に行い考えを固めたい様子だ。

 ラポルタ会長が望む2人の選手獲得。まずはビジャをW杯前に獲得し、それからアーセナルのセスク獲得を目指すことになるのか。リーガ優勝の話題で持ちきりのスペインだが、シーズンが終了すれば再び激しい選手獲得合戦が始まりそうだ。

(スペイン通信)